そこで5話までの内容を再構築してご紹介を兼ねて、考察していきます。まずはイントロダクションです。
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イントロダクション
ベイロンシティ
太平洋に浮かぶ架空のメガフロート型の都市「ベイロンシティ」が舞台。
この都市は、言語圏は日本語だが、複数国で運営されていて、多人種都市且つ、カジノなどの娯楽施設が合法化されている。
そして、次世代のクリーンエネルギー資源である、「オルゴニウム」が採掘され世界でもっとも注目される都市でもある。
しかし、「ベイロンシティ」では、『悪魔憑き』と呼ばれる人間の欲望で召喚される「悪魔」によって憑依された者が存在する。
その『悪魔憑き』たちが引き起こす「D災害(=悪魔災害)」と呼ばれる、特殊な事件が多発していた。
資源がある為に、軽武装を強要される「ベイロンシティ」。その結果、行政府だけでは「D災害(=悪魔災害)」に対応できない。
PMC
private military company(民間軍事会社)。政府の手におえない「D災害(=悪魔災害)」を対処して悪魔を退治する。政府が主催する入札に参加して落札した会社が請け負う。入札はベイロンシティ警察特別犯罪対策局(通称「退魔局」)が運営する。
入札の模様
©BCE/Project Engage
ここまで観る限り入札に参加できるPMCは7社の模様。一番低い額で入札したPMCが落札して「D災害(=悪魔災害)」に対処する
緒方シュウ
そして主人公の緒方シュウは、零細PMC「イサム&シュウ事務所」の社長で悪魔退治の仕事を請け負っている。彼は、元大手PMC「AAA Defender Co.(トリプルエーディフェンダー)」に所属していたが、現在は独立している。
緒方シュウとキサラ、そして元カノの夕桐アヤノの三角関係がラブコメのベースです。
なぜクズ男か、というと貧乏でキサラや夕桐アヤノに貢がせているから
なぜ緒方シュウは、貧乏なのか?それは特定の仕事しか請け負わない且つ、それも相場からかなりダンピングして入札するから(それだけでなく得た収入の多くを悪魔退治につぎ込むから)
その事で同業他社から批判的に見られます
緒方シュウは、なぜ大手PMC「AAA Defender Co.(トリプルエーディフェンダー)」を辞めて、独立して特定の仕事しか請け負わなくなったのか?
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父親の汚名と妹の助けを求める姿
9月23日の出来事
12年前の9月23日、ベイロンシティの東方の海底、世界最大のオルゴニウム採掘場で原因不明の爆発が発生。53名が死亡し、オルゴニウムの採掘が10か月ストップした。
爆発事故発生時、「悪魔災害の原因がオルゴニウムにある」と強い提言を行っていた緒方イサム(=シュウの父親)の主張にそって現地視察(といっても見学レベル)が行われていた。爆発事故で53名が死亡する中、緒方シュウのみ何故か生き残る。
その現場には緒方シュウをはじめ、緒方家4人全員がいた
©BCE/Project Engage
爆発の原因は不明だったが、分かり易い原因、責任を求める人々の心理により、緒方イサムが悪者にされた。
緒方イサムの安易な判断が事故を誘発
この街と魔界を繋ごうとした裏切り者、などなど
緒方イサムを非難する記事
©BCE/Project Engage
父親の汚名を晴らすのが目的の一つ
助けを求める妹
この時の事故で行方不明になった妹が助けを求める夢を度々見るようになった
父母の無残な姿
©BCE/Project Engage
助けを求める妹
©BCE/Project Engage
つまり、以下の目的で緒方シュウは活動している
- 12年前の事故の真相を明らかにして父親の汚名を晴らす
- 助けを求める妹の救出
恐らく、緒方シュウのクズ男っぷりを印象付けるためだと思われます。
悪魔を使役する代償
そして、緒方シュウは悪魔キサラを使役して、悪魔退治を行うのですが、悪魔を使役するには代償が伴います。
緒方シュウが使役する代償として悪魔キサラに差し出しているのは『記憶』です
この”記憶が無い”というファクターも緒方シュウのクズ男ぶりを強調する為か、後々明かされます。
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序盤の事件と残された謎
悪魔退治
4話・5話は二つで一つのお話。メインストーリーの前提が明かされる
1話で登場した悪魔。バリアのようなもので弾丸を防ぐ。カジノで身を持ち崩した客。
©BCE/Project Engage
2話で登場した悪魔。壁をすり抜ける。格差を生み情報を隠蔽する政府に反逆するテロリスト。
©BCE/Project Engage
3話で登場したモスラのような巨大悪魔。元は産業スパイ。
©BCE/Project Engage
4話で登場した両腕が銃器の悪魔。マフィアの構成員
©BCE/Project Engage
それぞれの悪魔退治の時にクズ男の緒方シュウにもカッコイイ見せ場があります
1話短銃射撃での見せ場
©BCE/Project Engage
2話、アクロバティックな見せ場
©BCE/Project Engage
3話ライフル射撃での見せ場
©BCE/Project Engage
5話。ピッチング。なぜ上半身裸なのかは本編で確認
©BCE/Project Engage
妹を突き刺す槍
©BCE/Project Engage
悪魔退治の現場にも同じものが
©BCE/Project Engage
謎の情報提供者
緒方シュウは、なぜ12年前の事件に関わりのある「D災害(=悪魔災害)」を感知できるか?それは「謎の情報提供者」がいるからです。
情報を提供する封書が届けられる
©BCE/Project Engage
- 緒方シュウが12年前の事件の真相を追っている事を知っている
- 情報提供が早くて正確な為、政府内部、それも上層部から漏洩が疑われる
役人の中の人物。緒方シュウの境遇に付けこんで「やりがい搾取」を目論んでいる
しかし、孤独な戦いを続ける緒方シュウに協力を申し入れた特別犯罪対策局の刑事三上テツヤは別の見立てをします
キサラが漫画にした三上テツヤが緒方シュウに協力を申し入れる様子
©BCE/Project Engage
情報提供者は政府上層部。ひょっとすると緒方イサムを嵌めた悪魔の手下かもしれない
ただ、「三上テツヤ自身が”緒方イサムを嵌めた悪魔の手下”で、情報提供者をあぶり出そうとしているのではないか」と見ている視聴者も多いようです
情報提供者の正体は?そしてその目的は?
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暗躍するマルチ勧誘員
そして5話で退場となりましたが、5話までの事件で”悪魔の代理人”として、暗躍する『勧誘員』が緒方イサムを嵌めた悪魔の手下として示唆されます。
2話で三上テツヤの部下、マイルズ・モーガンが三上テツヤの捜査方針を緒方シュウに説明するシーンがある
言葉巧みに困っている人、社会に対して不満のある人に取り入り、悪魔との契約を唆すマルチ勧誘員。
1話。フードの人物がテロリスト
©BCE/Project Engage
2話。産業スパイを勧誘する
©BCE/Project Engage
3話。マフィアの構成員を勧誘する
©BCE/Project Engage
三上テツヤは、緒方シュウと夕桐アヤノから得た情報で、勧誘員の身元を割り出す。しかし、三上テツヤとモーガンが身柄確保に動いた時、勧誘員は、悪魔に勧誘したマフィアの構成員の恋人マリア(悪魔憑き)の復讐で殺害されたと装われて口封じされる
©BCE/Project Engage
この殺害も、マフィアの抗争を装った事件とみられていましたが、口封じだったようです
三上テツヤが勧誘員の身元を割り出したことを知っている人物?
緒方シュウ
夕桐アヤノ
三上テツヤ
マイルズ・モーガン
三上テツヤは勧誘員の殺害が、復讐を偽装した口封じであると緒方シュウに教えているので、口封じの犯人の線は薄そうです