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平家物語

【考察】アニメ「平家物語」10話 「壇ノ浦」ネタバレ感想レビュー 

オペレーター
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テレビアニメ「平家物語」第10話「壇ノ浦」の考察です。サブタイトルは「壇之浦」ですが、壇ノ浦の戦いが始まる前までです。

 

『一の谷の戦い』後処理

平維盛

オペレーター
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一の谷の戦いで多くの平家一門が命を落としました

(出典:wikipedia「一ノ谷の戦い」

風雅
風雅
一の谷では、東から源範頼の本軍、北から安田義貞、西から源義経の軍に囲まれて、一門の主だった者も殆ど逃げることが出来なかったんですね

海には船が有ったが、乗れる人数は限られた

ひとみん
ひとみん
都で平家一門の首が晒されたの?
円城寺
円城寺
貴族たちは反対したようですが、源氏が強く要求したとのことですね

その晒された平家一門の首を確認にいった、斎藤五(重盛の家人)が維盛の首が無かった事を維盛の妻子に報告するところから10話は始まります

因みに斎藤五は斎藤実盛の子供です。

ドロシー
ドロシー
斎藤実盛は、富士川の戦いにいた武将ね

重衡

オペレーター
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一方、重衡は捕虜になり鎌倉に送られます

©「平家物語」製作委員会

平重衡のあっぱれな態度に感銘を受けた源頼朝は重衡の処分について揺れます。

北条政子の陰謀

ドロシー
ドロシー
それを北条政子が、ガツンと諫める訳ね

©「平家物語」製作委員会

円城寺
円城寺
今回、演出した人の好みなんですかね。こうやって水面に写ったり、影を使ったりする演出がやたらと多いです
風雅
風雅
確かに多いですね

©「平家物語」製作委員会

源頼朝の影より、北条政子の影の方が大きいという、両者の関係を絵的に表現

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(北条政子)まさか助けたいと

(北条政子)もし重衡殿を、いえ平家一門の命を助ければ
(源頼朝)源氏を滅ぼすものが出る?
(北条政子)京で育った誠、品のある花を憐れと思った者どもが付き従うやも

原作では、梶原景時など鎌倉の武士たちが平重衡の態度に、「あっぱれな大将軍だ」と感銘を受けている。平重衡が他の武士たちの神輿になる前に処理したいと北条政子が考えたものでしょう。ちなみに最終的に源氏は頼朝の子供の代で滅びます。また、原作では、頼朝は小松一門(重盛の一門)を滅ぼすつもりはない、と語っています。

大天狗

三種の神器

オペレーター
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一方、後に『日本一の大天狗』と頼朝から罵られる後白河法皇は、重衡と三種の神器の交換を模索します。重衡の鎌倉移送はその交渉が不調に終わった後の事です

©「平家物語」製作委員会

三種の神器奪還の為、次々に武士たちを手駒として使い捨てにする後白河法皇

円城寺
円城寺
しかし、平家はその条件を拒絶する訳ですね

義経の使い捨て

オペレーター
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後白河法皇が次に目を付けたのが、戦の天才、源義経でした。三種の神器奪還の為、義経を利用しようと企みます

©「平家物語」製作委員会

©「平家物語」製作委員会

今後、コイツをどう利用してやろうかと悪だくみをするが、そんなことはおくびにも出さない後白河法皇

ドロシー
ドロシー
ここのシーンは適当に煽てて、裏では別の事を考えている腹黒さが表現されていたわね
ひとみん
ひとみん
ほんと、権力の亡者

義経と静御前

オペレーター
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そんな後白河法皇の悪だくみを知らず、義経は静御前と出会い、その魅力に魅入られます。そして義経の未来を暗示する演出もありました

©「平家物語」製作委員会

初心な二人の所作は微笑ましくもあるが、血なまぐさくもある

©「平家物語」製作委員会

義経が写る盃に花びらが落ち、波紋で義経の顔が崩れる。義経の悲劇的な最期を暗示

ドロシー
ドロシー
でも、ここの悲劇は木曾義仲の時みたいに語りでさっと終わらせそうね

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びわと平家

維盛とびわ

オペレーター
オペレーター
維盛は屋島を抜けて、高野山に行き出家を望みます

元、重盛の家臣だった斎藤時頼(滝口入道)を頼ります。

維盛が”自分の弱さ”を嘆くのを聴いて、斎藤時頼(滝口入道)は慰めます

(滝口入道)「それくらいのことで」という者もおるかもしれません。
(滝口入道)人が耐えられる痛みに自分が耐えられるとは限りません。

円城寺
円城寺
出家し、入水の場所に赴く維盛はびわと再会します

©「平家物語」製作委員会

びわと維盛の今生の別れ

(びわ)維盛、そなたの事も語ろうぞ
(維盛)私の?何もかもから逃げた私の事を?
(びわ)びわはそなたの事をようよう知っておる。大切にしたい
(維盛)ならば生きた甲斐もあるやもしれん

維盛の最期を見届けたびわ

(びわ)維盛、最後まで臆病であったの

維盛の妻子のその後

ひとみん
ひとみん
維盛の妻子はその後、どうなるの?

<息子(六代御前・平高清)>

  • 北条時政に捕まるが、文覚の助命嘆願で一旦は助かる
  • しかし、その後文覚が謀反で失脚すると処刑される
ひとみん
ひとみん
文覚って、あの頼朝に源義朝のしゃれこうべを見せながら決起を促していた坊主?
円城寺
円城寺
そうですね、唾を飛ばしながら頼朝に迫ってましたね

頼朝に決起を迫る文覚

©「平家物語」製作委員会

平家物語十二巻は平高清(六代御前)の最期(清盛の嫡流の終焉)で終わるが、このエピソードはやや腑に落ちない部分がある。文覚は、『頼朝没後に謀反を企てた』とありながら、平高清(六代御前)の処刑が、頼朝の命令によるとしているところなど、矛盾点が有る。

<妻(建春門院新大納言、平維盛の北の方)>

  • 原作では平維盛の北の方と呼び、出家して維盛の後生菩提を弔った
  • 史実では、娘を伴って吉田経房と再婚する

<娘(夜叉越前)>

  • 滋野井実宣と結婚するが、実宣が北条時政の娘と結婚するために離縁される
  • その後、平親国と再婚
風雅
風雅
二人とも歴史的にはフェードアウトしてますね
円城寺
円城寺
”北条時政の娘と結婚するために離縁される”って何か嫌な感じですね
オペレーター
オペレーター
滋野井実宣というのが、そういう人間で、出世の為に何度も離縁・再婚を繰り返しています

後に滋野井実宣は自分の長男に対しても、「権門富有の婚姻」を勧め、「無縁の妻妾を禁制」を強制しようとした為、長男が逐電、出家する事態を招く。藤原定家は、滋野井実宣を「至愚の父」と評している

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資盛とびわ

ひとみん
ひとみん
びわは次いで、京で託された伊子(建礼門院右京太夫)の手紙を携えて資盛の元を訪ねます

©「平家物語」製作委員会

水面に写す演出

©「平家物語」製作委員会

ドロシー
ドロシー
10話はこういう演出が多いわね

びわの身を案じて、どうしてここに来た、という資盛に対してびわは、

©「平家物語」製作委員会

(びわ)びわはそなた等に逢ってそなた等を知った。だから、視て聞いたものをただ語る

円城寺
円城寺
さっきの維盛との会話と合わせて考察すると、びわというキャラクターは山田尚子の分身なのでしょうね

監督 山田尚子

確かに生きた人たちの、大切な物語に真摯に向き合いたいと思いました。

「平家物語」は宇宙のように果てしない存在だと思っていましたが、とても色鮮やかで、実に情の深い作品でした。どうかみなさまの心に沁みていけますよう。
よろしくお願いいたします。

公式HPスタッフコメント

「https://heike-anime.asmik-ace.co.jp/」より引用

びわと徳子

オペレーター
オペレーター
びわはその後、徳子の元を訪れます

©「平家物語」製作委員会

ここで象徴的なのは、安徳天皇がネコを欲しがった時に、びわがそれを拒絶して、近所の漁師にでも貰ってもらうという所。自分たち母子の未来(さき)を想像して、徳子が暗い表情をするシーン。

壇ノ浦へ

思惑

オペレーター
オペレーター
源範頼が平家追討に手古摺っているという報告を受けた頼朝は平家追討に義経の派遣を決定します

©「平家物語」製作委員会

円城寺
円城寺
後に尼将軍と呼ばれる北条政子の意味深なシーンがありました

灯りが消える

©「平家物語」製作委員会

円城寺
円城寺
これは平家の滅亡を示唆しているのか、或いは義経の破滅を示唆しているのか

北条政子は、平家のみならず、義経、範頼の排斥も目論む?

オペレーター
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一方の、後白河法皇は、義経に京の治安を維持して欲しい反面、三種の神器の奪還も期待しています

根絶やしにされるのはどっちだ!?

オペレーター
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奇襲で屋島から平家を追い落とした、義経。追い詰められた平家は壇ノ浦で最期の時を迎えます

©「平家物語」製作委員会

悲劇の貴公子も絶頂はここまで。

ついに壇ノ浦。びわが視るものは?

©「平家物語」製作委員会

波で滴る水滴でびわの涙がイメージされる

©「平家物語」製作委員会

円城寺
円城寺
次回はラストですが、いよいよ最後の戦い。壇ノ浦の戦いですね
オペレーター
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11話はこちらです
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