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2023年アニメ

考察 『HIGH CARD』(ハイカード) 2話感想・解説

MAKE A CHOICE
オペレーター
オペレーター
オリジナルTVアニメ『HIGH CARD』(ハイカード)の2話「#02 MAKE A CHOICE」の感想です

主人公のフィン・オールドマンが、『HIGH CARD』に入る経緯から最初の事件(カードの回収)までが描かれました。「#02 MAKE A CHOICE」のサブタイトル通り、選択の重要性がテーマです。当初フィンは、保身と欲得(と言っても孤児院を救う為だが)から『HIGH CARD』に入る判断をしますが、そこから変わっていく様子がテンポ良く描かれます。

決めるのは貴方です

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バーナード・シモンズ

フィン・オールドマンは、前回、クリス・レッドグレイヴと銃口を突きつけ合い、対峙した状態で終わりましたが、ヴィジャイ・クマール・シンが介入してあっさり捕まります。

円城寺
円城寺
当初、力づくでエクスプレイングカードを奪われかけたフィンでしたが、バーナードがセオドールと電話で会話をして流れが変わります

バーナードがフィンを『HIGH CARD』に勧誘(ピノクルへの入社)するのですが、一見セオドールの指示のように思えましたが、どうやらバーナードがフィンを気に入ったようですね。

ここでバーナードがフィンにエクスプレイングカードや『HIGH CARD』について、説明します

フィンに状況を説明し、『HIGH CARD』に勧誘をするバーナード

HC2-5© TMS/HIGH CARD Project

ドロシー
ドロシー
状況を理解していないキャラに説明するシーン。実は視聴者への説明だから、再現するわよ

【エクスプレイングカードについて】

  • 52枚の存在が確認されている
  • 形状はトランプと変わらない
  • カードは52通りの特殊な能力を宿している
  • その異能力を使えるのはカードに選ばれた『プレイヤー』のみ
  • 『プレイヤー』はただ一つの異能力しか使えない
  • カードがフォーランド王国内各地に四散している

【『HIGH CARD』の活動目的】

  • 『プレイヤー』によっては悪事を働きかねないので、カードが四散して管理できていない状況は憂慮すべき事態
  • 無用な混乱を避けるため、国王の命令で全てのカードを回収する
ドロシー
ドロシー
で、フィンに協力要請するわけだけど、その答えは・・・

俺には関係ない(フィン)

ネゴシエーター

フィンの反応は想定通りなのか、バーナードは、フィンに『HIGH CARD』加入の実利を示し、ネゴシエーターぶりを発揮します

HC2-9© TMS/HIGH CARD Project

【説得1:このままではフィンはキケン】

フィンと闘ったボビー・ボールは、国内最大のマフィア「クロンダイルファミリー」の構成員である。「クロンダイルファミリー」もエクスプレイングカードを集めており、彼らの情報力ならフィンの居場所を調べることなど動作も無い。

円城寺
円城寺
まずはこのままでは貴方の身が危ないですよ、と脅しをかける訳ですね

【説得2:高給待遇】

サンフィールズ孤児院を救う為にお金が欲しいフィンに高給待遇をちらつかせる

ドロシー
ドロシー
これでコロッと返事を変える訳ね

相手の弱い所をつき、欲しているモノを提供して引き込んだわけですね。バーナードは、中々の交渉上手、手練手管です。伊達に老けてはいないですね

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ひとみん
ひとみん
バーナードが大切なのはマナーと気品と命を張れる覚悟って言ったけどこれはどういう意味?

この2話だけで断定するのは困難ですが、暫定的に判断すると以下の通りでしょうか

マナー

一般人の被害に配慮する

気品

私利私欲じゃなく公(又は正義)の為に働く

命を張れる覚悟

勇気をもってミッションを遂行する

ひとみん
ひとみん
フィンは落第だ!

あくまで暫定ですね

人生は選択の積み重ね

リンジー・ベッツ

フィンは早速就職した事を、サンフィールズ孤児院の施設長リンジー・ベッツに報告に行きます

円城寺
円城寺
ここでリンジー・ベッツから金言がでますね

『確かにお金は大切だ。でもね、全てではないんだよ。人はね、自分が下した選択によって、どんな大人になっていくか決まるんだ。』(リンジー・ベッツ)

HC2-14© TMS/HIGH CARD Project

フィンに後悔の無い人生を歩んで欲しいというリンジー・ベッツの想いが伝わる。

ドロシー
ドロシー
この言葉が後々フィンに大きな影響を与える訳ね

ロバート・T・サウザンド

オペレーター
オペレーター
最初の任務の相手、ロバート・T・サウザンドが、フィンにとって反面教師になります

エクスプレイングカードを手に入れるまでは、気弱で生真面目な青年だったロバート。

HC2-22© TMS/HIGH CARD Project

これがエクスプレイングカードを入手して、異能力を手に入れると、犯罪に手を染めていくわけですね

ロバートは、一か月前偶然カードを入手。
地道に働いていたが、騙されて借金をして犯罪に手を染める

ドロシー
ドロシー
これを観て、フィンも一つ間違えていたら自分もロバートのようになっていたって反省するのね

大金やチートな能力を手に入れたからって、自分を見失ってはいけないよって事ですね

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HIGHCARDにようこそ!

フィンのカードは一番弱い

2話の終わりで明かされましたが、カードの数字はそのまま異能力の強さを示すようです。但し、トランプと同じでエースは一番上のようですね。

円城寺
円城寺
つまり2が一番下ってことですね

HC0-5© TMS/HIGH CARD Project

円城寺
円城寺
フィンは2で、クリスが5。ヴィジャイも3なので、みんな結構下の方のカードですね

ウェンディ・サトーはスペードのエースですね。最強。つまり、

ウェンディ・サトー>>>>>>>>>>>>フィン

2は一番下と話すクリス

HC2-19© TMS/HIGH CARD Project

ひとみん
ひとみん
フィン可哀そう!

最弱と聞いて愕然とするフィン

HC2-24© TMS/HIGH CARD Project

 

バトル中も弾丸を跳ね返されて嘆いてましたね。

頭脳戦

この作品は、異能力バトルといっても、チートな能力で敵を圧倒するタイプではなく、弱いカード、弱い役で、強い相手を如何に倒すか、と言う頭脳戦バトルって事ですね

ドロシー
ドロシー
スタイリッシュ!

身体を硬質化させ、弾丸を弾く能力(ロッキンロック)の相手に如何に闘うか

ロバート(ロッキー・ロック)は弾丸をいとも簡単に弾くのでネオニューナンブの能力では倒せない

HC2-23© TMS/HIGH CARD Project

「頭を使うんだよ、頭を!」(クリス)

クリスが戦い方の見本を示す。クルマのボンネットに乗ったロバート(ロッキンロック)を、急ブレーキの反動を使って吹っ飛ばす

HC2-15© TMS/HIGH CARD Project

そして硬質化=重量が重くなる、というロッキー・ロックの特質を逆手にとって、クルマごと、海に沈めてロバート(ロッキンロック)を倒すわけですね。海中で意識を失ったロバートは能力が解除されて、ロッキンロックの能力がカードに戻る

風雅
風雅
フィンは手札のカードが弱いので、創意工夫をして異能バトルを制していくスタイルになりますね。この辺りの戦い方も見所になっていきますね

主人公を「最弱」とか、「劣等生」とか、「落第」とか、謳いながら、実はチートな能力持ちという作品が数多ありますが、こちらは主人公が正真正銘最弱な能力で頭脳とメンタルを駆使しながら任務を達成していく感じですね

クルマ事、海に沈み、車内から脱出できなくなった、クリスを救うべく、得意の視力と真っすぐ飛ぶ弾丸の特性を活かしてクルマの窓を射撃で割るフィン

HC2-17© TMS/HIGH CARD Project

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『HIGHCARD』にようこそ!

カードの使い方はプレイヤー次第(バーナード)

地道に真面目に働いていたロバートがカードの能力に溺れて、犯罪者になった顛末を知り、改めてリンジーの助言を想い出すフィン

HC2-18© TMS/HIGH CARD Project

「もしかしたら俺も、ロバートみたいに・・・」(フィン)

フロアに戻ったフィンをクリスが待ち構えていました

「お前、いい目してんな!それに銃の腕も悪くない。お前のネオニューナンブの能力は弾が真っすぐに飛ぶだけ。直線バカでお前みたいだ」(クリス)

「『HIGHCARD』にようこそ!、フィン!」(クリス)

円城寺
円城寺
ネオニューナンブの能力はフィンのキャラにピッタリと言う設定ですね

自らの進む道を自分で選び取り、真の意味で『HIGHCARD』に迎え入れられたフィン。物語はいよいよ開幕と言う所ですね

スタイリッシュな人間ドラマ(成長物語)

異能バトル

弱いカードで強い相手と闘う頭脳戦

など見どころが沢山でした

 

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