大筋は史実通りの展開でした。まずは「続・瀬名奪還作戦」を振り返りましょう。
続・瀬名奪還作戦
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本多正信の立案
- 上ノ郷城を落城させて、鵜殿長照とその子息の氏長、氏次を人質に取る
- 実行部隊は忍者を使う。服部党は打撃を受けているので甲賀衆も使う
- 人質にとった鵜殿長照・氏長・氏次と瀬名たちを交換する
ということで、今回は概ね史実にそった流れでした。細かな点で言うと、史実との違いは主に以下の点です。
<史実では>
- 忍者部隊の主力は伴与七郎が率いる甲賀忍者
- 伴与七郎を調達したのは松井忠次(後の松平康親)
- 氏長を捕らえたのも伴与七郎
という点でしょうか。
今後の展開を考えて、伴与七郎の手柄は服部半蔵に、松井忠次の手柄は本多正信にという感じでしょうか。
- 氏長は比較的早い段階で徳川家の家臣になり、江戸時代まで旗本として残ります
- 氏次は家康の家臣の松平家忠に仕えますが、関ヶ原の折に伏見城で討死します
鵜殿氏とは
鵜殿氏は、紀伊熊野別当・湛増の子が和歌山県に隣接する三重県鵜殿村(現在、紀宝町鵜殿)に住んだことから「鵜殿」を名乗ったと言われています。熊野別当家の荘園が三河国宝飯郡蒲郡にあった関係で、そちらに移り住んだのが三河の鵜殿氏の始まりと言われています。因みに鵜殿村は、2006年1月10日に消滅するまで「日本一小さい村」として、マニアの間では有名でした。
そうですね。鵜殿長照の祖父の代からって言われていますね。
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上ノ郷城のその後
於大の方の希望通りになります。
意外に大物?岡部元信
岡部元信は、一時期、武田信玄(=武田晴信)の元に居た事があるらしく、今川家滅亡後は武田家に重用されます。元信の”信”は武田信玄(=武田晴信)から偏諱を受けたと言われています。
「どうする家康」でどうなるかはわかりませんが、歴史上は、名高い「高天神城の戦い」でもう一度、徳川家と激戦を繰り広げることになります
岡部元信は高天神城で再登場があるか?
瀬名にフラグか・・・
”大切なものを護る為に命を懸ける”
これは、「家臣による殺害説」ではなく、「息子を護る為に自害説」をとる伏線ですかね。その場で、このセリフが回想されそうですね
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第9弾 キャスト発表
久松源三郎勝俊
第9弾のキャスト発表がありましたので、それをご紹介します。まずは家康の異父弟久松源三郎勝俊(演者:長尾謙杜)です。
5話でチラッと紹介しましたが、人質して大変つらい目にあう人物です。若くして亡くなる為、跡取りは出来ず、娘婿が跡を継ぎ、子孫はやがて下総国の多古藩の藩主となります。
奥平信昌
次いで、奥平信昌(演者:白洲迅)です。
長篠城主と言う事で、「長篠の戦」で重要な役割を演じます。武田の家臣でしたが、好条件を出した織田・徳川に寝返ります。その際、妻の於フウ(16歳)は、武田に磔にされます。家康の娘・亀姫と結婚するので、子孫は家康の外孫となります。
コオリ坂というところに「於フウ処刑の地」という碑があります。ヒドイ話なので、ドラマでどこまでやるのでしょうかね。スルーも十分あり得そうです。
鳥居強右衛門
鳥居強右衛門(演者:岡崎体育)奥平家の家臣で足軽です。
「戦国の走れメロス」は民放の『世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー』が名付けた異名ですね。今のNHKはまさにやりたい放題ですね。
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大岡 弥四郎
次いで大岡弥四郎(演者:毎熊克哉)
徳川信康の家臣です。『三河物語』では身分を「御中間」とされていますが、史実に則って岡崎城奉行とするようですね。物語系では大賀弥四郎という名前の方が通りがいいかもしれません。
後の瀬名と、徳川信康の運命を左右する重大人物です。(ホームドラマ的には)
この辺りの歴史上の人物は、徳川と武田の戦いに深く関わってきますので、登場はもう少しさきでしょうか。待ち遠しいですね。