切なすぎるメインストーリーの中で、コッヒーのパパとして、夫としての優しさに癒される。また、当て馬的なポジションが多い、長谷部(今回も当て馬的な部分もありましたが)の優秀な捜査官振りと、優しさが滲み出る行動に心が温まるエピソードでした。
心の在り処
御遺体が目指した場所
- 御遺体はなぜ蘇ったのか?
- 蘇った御遺体は何処に?
元捜査一課で検挙数ナンバーワンを誇る長谷部勉が捜索しても見つけられなかった御遺体。「ブツからものを聞く それが俺たちの科学だからな」というハセドン(長谷部勉)。しかし、「心は肉体にも宿る」を信じるコッヒー(小比類巻祐一)は土屋の思い出の品から、行き先を推理する。
土屋の思い出の品。いつも眺めていたという家族の肖像。
©Nippon Television Network Corporation
家族の幸せだった頃の一コマ。同じように3人家族のコッヒー(小比類巻祐一)だが・・・。
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よくここまで・・・
コッヒーが見たポスター
©Nippon Television Network Corporation
研究所からあまりにも離れていて、非現実的
ロマンチスト小比類とリアリスト最上の対立を先鋭化させる
そして遂に御遺体発見
❗️❗️❗️❗️#パンドラの果実 放送中 pic.twitter.com/5XsIGMLPXW
— パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜【ドラマ公式】第4話は5月14日(土)よる10時 (@pandorano_ntv) May 7, 2022
万感の想いを込めて、小比類巻祐一の一言
『よくここまで・・・』
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小比類巻祐一は、小比類巻亜美の遺体の蘇生を諦めない決意を固めたか。
それを止める役割が、最上友紀子か。
小比類巻祐一は、果たして「踏み入れてはいけない領域」に踏み入るのか
このシーン、美しい映像とマッチした劇伴。御遺体を探す時のスリリングな劇伴と、見つかった後の切なさが溢れる劇伴の切り替えも良くって、観終わった後の余韻に浸れるシーンでした。
ハセドン(長谷部勉)の優しさ
御遺体発見時、いち早くアウターを脱ぎ御遺体に掛けるハセドン(長谷部勉)。
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蘇りの真相
謎とヒントのバランス
空調メンテナンス、シロイヌナズナを使った再生の実験、枯れた花とキレイに咲いた花etc・・・。謎を解くヒント(伏線)が適切に映像や音声で散りばめられる
家族愛を中心としたヒューマンストリー。そして、科学者の苦悩がメイン。
シロイヌナズナの研究は、農業園芸の分野がターゲット。大きく見れば、食糧問題の解決も視野に研究が進められている。
LDL3は、ヒストン脱メチル化酵素(LYSINE-SPECIFIC DEMETHYLASE 1-LIKE 3)の略。
容赦ない最上友紀子
1話の「全脳エミュレーション」、2話の「マインドアップロード」ともにそれが目的の研究に端を発していたが、今回は、「植物の再生」の研究が発端となった、全くの偶発的な事故が原因だった。
安田弥生に事実を伏せようとする所長だが、最上友紀子は敢て真相を伝える。
『科学者なら、自分が生み出したものが何なのか知らなきゃいけない』(by最上友紀子)
結果、安田弥生は・・・。研究所を辞める。
『科学者って言うは悪意がなくてもパンドラの箱を開けてしまうことがある。一度開けた箱は、もう二度と閉められない』(by最上友紀子)
最上友紀子が背負う十字架は一体・・・。
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パパコッヒー
パパの魅力
ちなみに電話する星来ちゃん
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優秀なハセドンの一面
出頭してきた迷惑YouTuberを聴取するハセドン(長谷部勉)。迷惑YouTuberの挑発に引っ掛かると見せかけ、隠し持った小型カメラを指摘。ビビる迷惑YouTuberを手玉に取る
さすが長谷部さん。抜かりないですね(by小比類巻)
何時もは隙だらけなのにね(by最上)
一方、御遺体を”ほとけ”と言ったり、捜索開始時に”エイエイオー”の掛け声をしたり、昭和臭もプンプンしてキャラはブレない。
有能で人情味のあるところを見せたハセドン(長谷部勉)