2013年にアメリカで公開されて、未だにシリーズが続く人気3DCG WEBアニメ『RWBY』。その派生作品が『RWBY 氷雪帝国』です。3DCGではなく、日本が誇る手描きの作画と創意工夫が施された構図、撮影技術で美しく『RWBY』が作成されています。
本作はRWBY本編のＩＦストーリーやリメイクなどではなく、あくまで本編のサイドストーリーです。
本作の1話目と2話目は本編のVolume 1をまとめた内容になり、２話から少しづつ、新たなキャラクターやグリムが登場するオリジナルストーリーに移行していきます。
「世界観」と「世界設定」
ＲＷＢＹの世界
「RWBY」の世界は”レムナント”と呼ばれる科学と魔法が同居する世界。
そこには人類や動物のほか、”ファウナス”と呼ばれる獣人が共存する。
そして人類を脅かす”グリム”という魂のないモンスターが存在する。
”グリム”は人類にとって脅威だが、討伐して人類を護る”ハンター”の活躍によって人々は平和に暮らしている。
”ハンター”は、オーラ（※１）やダスト（※２）を用いた魔法的な技術と体術的な戦闘力を習得した、”グリム”の討伐をはじめとした社会の守護と治安の維持を役割とする職業である。
この物語は、一流の”ハンター”を目指す４人の少女の物語である。
（※１）オーラ：「レムナント」において魂のある全て生物などの中で駆け巡る生命力。魂の顕現。魂の顕現。戦闘における攻撃や防御、治癒に利用でき、人によって使える容量が決まっている
（※２）ダスト：「レムナント」において様々なもののエネルギー源となる物質。かつてグリムを退けるために生み出された人類の英知の結晶である。
『オーラ』は、ファンタジー用語の「ＨＰ」と「MP」を足したような存在
ビーコン・アカデミー
ビーコン・アカデミーとは？
ビーコン・アカデミーとは
”レムナント”に存在する四つの王国の一つ、”ヴァイル”にあるアカデミー（ハンター養成学校）。アカデミーは、各王国に一つづつ存在する。初等養成機関にあたるプライマリー・コンバットスクールを卒業したもので見込みのあるものが選ばれる。入学年齢は１７歳で在籍期間は４年間。チームワークや協力を重視した教育を行う。
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ワイス・シュニー
ワイス・シュニーは「白雪姫」をモチーフにしたキャラで、”氷雪帝国”のタイトルから本作の中心人物になると思われます。
ダストを取り扱う最大手企業“シュニー・ダスト・カンパニー”の創業者一族のお嬢様で後継予定者。プライドが高く高飛車な言動が多いが、高貴な者が背負う社会的な義務も自覚しており、その責務を果たそうと努力もする。
また、素直であり、純粋でもある。自分が間違っていると気づくと反省して相手に歩み寄ろうとする。
- 父親はハンターになるのに反対
- 母親は昼間から酒浸り
- 姉はワイスの意志を尊重してくれるが、厳しい人
- 弟は、ハンターを目指す姉たちを愚かだと思っている
そして、ワイスは父親にアカデミー入学を認めさせるために、危険なテストに挑む。テストは巨大なアーマー・ガイガス（幽体のグリムに憑依された鎧）とのバトル！
ガイストというゴーストのようなグリムが鎧に憑依したモノです
足のない黒いボロ布のような体に一つ目の仮面のような顔を持つ幽霊のような憑依型グリムで、周囲の物体に憑依して体を構成し相手を攻撃する。
©2022 Rooster Teeth Productions, LLC/Team RWBY Project
- ワイスはアーマー・ガイガスの攻撃をスピーディーに躱しながら、ミルテンアスター（ワイスが使うレイピア）とグリフを駆使して一方的に攻撃するが、堅い鎧に阻まれてほとんどダメージを与えられない。
- そしてアーマー・ガイガスのパンチによってふっ飛ばされ、これ以降も顔に残り続ける傷を左目周辺に負う。
- 立ち上がったワイスは氷のダストを使った攻撃でアーマー・ガイガスの動きを一時的に封じて、炎のダストで剣を手放させる事に成功する。
- 続けてグリフの力でアーマー・ガイガスを空中で拘束し、飛び上がって空中に足場を形成してからの渾身の突進突きでアーマー・ガイガスを貫いて破壊する。
アクションシーンは、体格差が大きいのでワイスが飛び回るアクション。作画カロリーが大きい所謂「ぬるぬる動く」アニメではなく、細かいカメラワーク、細かいカット割り、炎や光のハレーションで魅せるシャフトらしい作風
ワイスの瞳に映るアーマー・ガイガス
©2022 Rooster Teeth Productions, LLC/Team RWBY Project
跪く（ひざまずく）ワイス
©2022 Rooster Teeth Productions, LLC/Team RWBY Project
このシーンは、度々使われるので、何か意味があるのかもしれません
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ブレイク・ベラドンナ
ファウナス（獣人）であり、人類とファウナスの共存を実現する為、「ホワイトファング」という組織に加入していた。「ホワイトファング」が人類を敵とみなしてテロ行為を行うのに嫌気がさして、「ホワイトファング」を抜けて、ビーコン・アカデミーに入学する。
ブレイクは乗り気ではないながら、“シュニー・ダスト・カンパニー”からダストを強奪するのを手伝う。しかし、仲間のアダムの過激で暴力的なやり方に異議を唱えて、「ホワイトファング」を脱退する
ここのブレイクのバトルシーンは光のハレーションを活用してスピード感を出す演出でした
©2022 Rooster Teeth Productions, LLC/Team RWBY Project
ルビー・ローズ
ルビー・ローズは、姉の進学祝いを買いに入ったショップで強盗に遭遇します。そこでのバトルがビーコン・アカデミーの校長オズピン教授の目に留まり、ビーコン・アカデミーへの飛び級（１５歳での）進学が決まります。
ルビー・ローズは、オーラのセンブランスとして高速移動能力を持っており、発動時にはバラの花弁が舞う演出が華麗。
センブランスとは、オーラを実体化させた特殊能力。言ってみれば、超能力のようなもの。
©2022 Rooster Teeth Productions, LLC/Team RWBY Project
後先考えずに戦闘をしたルビーに説教するグリンダ
©2022 Rooster Teeth Productions, LLC/Team RWBY Project
４人がビーコン・アカデミーに入学する為にエアシップに乗り込むところで『Chapter 1Red, White, Black, Yellow「出立」』は終了します。
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今後の展開予想
豆腐メンタルは要注意！？
虚淵玄とシャフトの組み合わせと言えば、「魔法少女まどかマギカ」
虚淵玄と冲方丁と言えば「PSYCHO-PASSシリーズ」
人間の内面の暗い部分に切り込むストーリー展開か
©2022 Rooster Teeth Productions, LLC/Team RWBY Project
『Chapter 2 This is Beacon「試験」』では、４人の出逢い、チームを組むようになった経緯、チーム結成直後のギクシャク感などが描かれます。アクションシーンでは、４人一組で一体となったバトルが見れます
