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【大河ドラマを10倍楽しむ】「晴天を衝け」第3話 解説レビュー なぜ川路聖謨は平岡円四郎を知っていたのか

オペレーター
オペレーター
大河ドラマ「晴天を衝け」を10倍楽しむ為の解説レビューです。ドラマではあまり触れられないような時代背景や、経緯などを解説しながらレビューします。第3話では親にアテにされたい栄一とアテにされたくない慶喜の対照的なシーンがありました

学ぶ栄一と、地盤を固める慶喜

ペリー来航の余波

【あらすじ①】

父・市郎右衛門について江戸の町に出た栄一は、賑やかで反映した様子に驚き、この町は商人の町だと口走る。それを聴き咎めた武士から逃げる。その武士は、平岡円四郎であった。

その後、ペリーが来航。江戸と幕府は上を下への大騒ぎとなる。徳川斉昭は、幕府に大砲を献上して、外国を打ち払うべしと建言、江戸庶民の喝さいを浴びる。そんな中、十二代将軍家慶は、徳川斉昭の幕政復帰を指示して、亡くなる。

老中首座・阿部正弘は、この国難に対処するために、外様大名を含む諸大名や幕臣などから意見を募った。また、徳川家慶の遺命に従い、徳川斉昭の謹慎を解き、また、岡部陣屋に幽閉されていた高島秋帆も赦免されて出獄した。栄一は、出獄して江戸に出仕する高島秋帆に偶然遭遇して、声を掛け、励ましをもらう。

 

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「そうせい様」徳川家慶は暗君だったのか

オペレーター
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徳川家慶が永眠しましたが、かれには「そうせい様」という二つ名がありました
ひとみん
ひとみん
「そうせい様」?
ドロシー
ドロシー
趣味に没頭して政治に関心なく、家臣の意見に常に「そうせい」と答えていた為に「そうせい様」って、あだ名されるようになったみたい。でも、24歳の阿部正弘を老中に抜擢したり、島津斉彬(篤姫の養父)が早く島津家を相続できるように薩摩藩に働きかけたり、中々家臣の能力や時勢を見る目はあったとの見方もあるわ
円城寺
円城寺
もともと将軍になりたての頃は、父親が大御所として権勢をふるっていたので、独自性が発揮できなくても仕方のない面もありますね。
風雅
風雅
時代が近い長州藩の殿様の毛利敬親なんかも「そうせい侯」なんて呼ばれていましたが、有能な家臣の抜擢が多く、今では高く評価されることもありますね

家慶の斉昭への嫉妬は、家定の慶喜への嫉妬の伏線か

オペレーター
オペレーター
作中、家慶は自分より斉昭の方が評判が良く、君主に向いているとの評価を気にして、斉昭の事を嫌いであった、と慶喜に告白します
ドロシー
ドロシー
これは多分、家定が慶喜に対して嫉妬してるという方向に持って行くための伏線よね
円城寺
円城寺
周りの評価が高いのも考えものですね

家慶が自分より斉昭の方が君主に相応しいとの評価を嫉妬していたという告白は、家定が嫉妬から、後継者に慶喜でなく家茂を選んだ、という結論への伏線か

 

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稀代の調整役・阿部正弘

阿部正弘はなぜ若くして老中首座になれたのか

ひとみん
ひとみん
幕閣の中心にいる阿部正弘(老中首座)はどうして出世できたの?
円城寺
円城寺
寺社奉行時代に、十一代将軍徳川家斉時代の大奥と寺院のスキャンダルを巧く穏便に処理したのを徳川家慶に高く評価された、というのが通説ですね
風雅
風雅
この”穏便に処理をする”、というのが彼の特徴ですね。良いにしても悪いにしても何か強烈なイデオロギーや主義主張が有る訳でなく、攘夷派であれ、開国派であれ優秀な人材を登用し、優秀な人材の意見を聴く、というのが彼のスタイルですね。なので、開国派の川路聖謨・島津斉彬も重用するし、攘夷派の徳川斉昭とも良い関係を築きます

阿部正弘は八方美人なのか

阿部正弘は調整型のリーダー

周りの意見をよく聞く

自分とイデオロギーや主義主張が異なっても有能な人材は活用する

 

ドロシー
ドロシー
これが「八方美人」とか「優柔不断」とか批判されるわけだけど、この後、果断な人(井伊直弼)が幕府のリーダーになって、どうなったか(安政の大獄→桜田門外の変)を考えれば、「八方美人」とか「優柔不断」も別に悪い事ではないわね
風雅
風雅
外様大名や下級階層の人間の意見も取り入れた事が、譜代グループの反発を招いたり、幕藩体制の寿命を縮めたことは確かでしょうけど、良し悪しは判断が難しいですね

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一橋慶喜、実父斉昭に逆らう

親にアテにして欲しい栄一とアテにされたくない慶喜

【あらすじ②】

栄一の実家は、害虫による藍葉の不作に見舞われていた。父にあてにされていないことに不満の栄一は自ら信州に藍葉の買い付けに行きたいと母に訴える…。

一方、慶喜は実父・斉昭から期待をかけられるが、反発して「アテにされても困る」と取りつくしまもない対応を取る。斉昭は慶喜の傍に頼りになる家臣の必要性を呟く。それを聴いた斉昭の懐刀である藤田東湖は、川路聖謨を通じて平岡円四郎に白羽の矢を立てる。

承認欲求が強い年頃の栄一

ドロシー
ドロシー
承認欲求の強いお年頃なのかしら。子供扱いされて、親にアテにされないのがつらいのね。
風雅
風雅
別の作品の記事でも書きましたが人を育てるにはある程度リスクを承知で難しい任務を経験させないといけない部分があるので、そう言う意味では、母親の渋沢ゑいは良い判断ですね

それは、過保護過ぎて人が育たない”あるある”ですね。

(中略)リスクを取って、その人の能力からみて少しハードルの高い任務を与えないと成長しないと思います

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アテにしてもらっては困る一橋慶喜

オペレーター
オペレーター
一方の一橋慶喜は”英邁”、”英邁”と言われ続けたのに辟易したのか、アテにしてもらっては困ると実父斉昭に言い放ちます
ドロシー
ドロシー
こっちは反抗期かしらね。それにしてもこの演出、栄一と慶喜のコントラストを際立たせて面白いわ

栄一 → 父親がアテにしてくれない、と愚痴る

慶喜 → アテにしてもらっては困ると父親を突き放す

川路聖謨はなぜ平岡円四郎を知っていたのか

オペレーター
オペレーター
作中、勘定奉行の川路聖謨がわざわざ貧乏長屋まで出向き、平岡円四郎を慶喜の小姓になるように説得するシーンがありました。
ひとみん
ひとみん
川路聖謨はなぜ平岡円四郎を知っていたの?
円城寺
円城寺
平岡円四郎の養父と川路聖謨は知り合いで、円四郎を高く評価していた川路聖謨が、円四郎の聡明さ・人柄の話を藤田東湖にもしていたというのが通説ですね

平岡円四郎の養父と勘定奉行・川路聖謨は知り合いだった

いよいよ登場平岡円四郎

円城寺
円城寺
そして1話で少しだけ登場した平岡円四郎がいよいよ本格的に物語に絡んできますね
ひとみん
ひとみん
平岡円四郎って有名だったの?
オペレーター
オペレーター
当時から聡明で藤田東湖と川路聖謨は高く買っていたというお話ですね。

 

 

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