オペレーター
大河ドラマ「晴天を衝け」を10倍楽しむ為の解説レビューです。ドラマではあまり触れられないような時代背景や、経緯などを解説しながらレビューします。第16話では栄一の恩人であり、一橋家の主柱でもあった平岡円四郎の最期が描かれました
驚くべき暗殺犯の実態
暗殺犯は一橋家警衛世話役だった
オペレーター
平岡円四郎を暗殺した犯人ですが、正式な水戸藩士でした
風雅
桜田門外の変などは、脱藩した所謂浪士、元水戸藩士だったわけですが、こちらは現役の藩士でした
風雅
しかもこの人たちがなぜ京にいたかというと、「水戸藩・一橋家警衛世話役」という仕事の為でした
円城寺
本来、警護してくれるはずの人たちに命を奪われたのですね。今の常識では考えられないですね
暗殺犯はどうなった?
ひとみん
暗殺犯はどうなったの?
オペレーター
名前が知れているメンバーは、川村恵十郎が闘死させています
川村恵十郎のその後
ひとみん
波岡一喜さん演じる、川村恵十郎は助かったの?
風雅
大怪我をしますが、命に別状は有りませんでした。その後も慶喜に仕えますね。明治になって、政府の役人になってます。退官後は日光東照宮の神官になってます
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水戸藩の内紛と栄一の出番
お互いに根絶やしにするまで
オペレーター
水戸藩の内紛については5話の解説レビューでも少し触れました
【大河ドラマを10倍楽しむ】「晴天を衝け」第5話 解説レビュー 自称”ブ男”川路聖謨の「素敵な外交術」大河ドラマ「晴天を衝け」を10倍楽しむ為の解説レビューです。ドラマではあまり触れられないような時代背景や、経緯などを解説しながらレビューします。第5話では疫病、大地震と現代にも似たような災害とそれに翻弄される人々が描かれていますが、「藤田東湖が斉昭から信頼される理由」や「西郷隆盛や橋本佐内が藤田東湖を慕ったのはなぜか」、「文豪イワン・ゴンチャロフが絶賛した川路聖謨の人柄と才能」など、主に脇役の偉人たちについて解説します。...
ひとみん藤田東湖の退場は、その後にどんな影響が有ったのオペレーター水戸家では内紛と暴発が繰り返されて、次第に人材が枯渇していきます円城寺一橋慶喜にとっても痛いですね。一橋家はそもそも領地も家臣も幕府の借りものなので、何をするにしても生家の水戸家に頼りたいところでしょうけど、それが困難になったという事ですね風雅先の話ですけど、だからこそ渋沢栄一の出番がある、とも言えますね
風雅
藤田東湖が死亡した回の解説レビューですね。でも、内紛と言う生易しいものではなく、お互いに相手を根絶やしにする殺戮を繰り返します。この辺が長州藩や薩摩藩と異なるところでしょうか
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天狗党に大義は無い
オペレーター
作中、尾高惇忠が天狗党の誘いを断るシーンがありました。当時の天狗党は、放火・略奪行為を繰り返して評判は最悪でした
円城寺
このあたり自分たちが正義だと何をしても良いような錯覚を起こすのでしょうか
風雅
一神教の世界史的には、よくありますね。神の思し召しだから何をしても許されるとか、異教徒は人間扱いしないとか。この場合は、尊王攘夷じゃない人には何をしても許される的な過激な思想に流れてしまいます
天狗党に対する幕府側の対応も苛烈になるし、それに報復する維新側の対応も苛烈になる。
ドロシー
結果的に水戸藩は人材が枯渇するのよね。