王道戦記ものRPG『英雄伝説 閃の軌跡』シリーズを原作とするアニメです。原作のゲームは1タイトルを複数に分割するほど、膨大なボリュームの作品ですが、アニメ作品用にストーリーは本編で描かれなかった外伝的な内容になります。
1話は23分ちょっとですが、オープニング映像が終わった時点で半分近い11分が過ぎているという、非常に変わった構成になっていました。
なので、一応、世界観や舞台の補足説明から入りましょうか
『閃の軌跡 Northern War』
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軌跡シリーズの世界観
ストーリーに影響がありそうな部分に絞って解説します
世界情勢
ゼムリア大陸の国家・地域が舞台となります。ゼムリア大陸には複数の国家・地域が存在します。その中でも、強大な2大国が以下です
- エレボニア帝国
- カルバード共和国
アニメ『The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War』では主人公たちが所属するノーザンブリア自治州の独立を脅かす脅威としてエレボニア帝国は位置づけられるわけですね
自然体系
軌跡シリーズの自然界では、魔獣が存在します。オープニングで登場した巨大な魔獣はサスカッチという魔獣です
ゲームでは魔獣を倒すとアイテムが手に入るのです、アニメではそんな設定は無かったですね
ノーザンブリア自治州の成り立ち
1話の中盤でも村のおばあさんが説明していましたが、もう少し整理してみましょう
北の猟兵
猟兵団とは金で雇われる傭兵部隊の事。主人公のラヴィアン・ウィンスレットが所属する「北の猟兵」は元々ノーザンブリア大公国の正規軍であった
「塩の杭」事件
元はそれなりに裕福なノーザンブリア大公国であったが、ある日巨大な”白い杭”が現れる。その”杭”は周囲のモノや生物を瞬く間に塩に変えてしまった。大勢の市民が犠牲になり、統治者であった、国家元首のバルムント大公は近衛兵を伴って真っ先に隣国に逃げて国民の支持を失う。その為、ノーザンブリアでは内戦がおこり、それを鎮めたのが救国の英雄、ヴラド、バレスタイン、グラークの3人が中心となって立ち上げた「北の猟兵」でした。
内戦を終結させて平和をもたらした後、「北の猟兵」は、塩による被害で、交易も農業もままならない、ノーザンブリアで国民が餓死せず生活できるように外貨を稼ぐ目的で猟兵となります。
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誰そ彼は……黄昏の英雄
物資運搬護衛
第1話の構成は以下のようになっています
- ノーザンブリア自治州・州都ハリアスクまでの物資運搬の護衛
- ハリアスク内での民衆の話と、魔獣から救った村のおばあさんの話による世界観の説明
- 革命広場でのローガン・ムガートとの邂逅
立物(たてもの)がある兜をつける副隊長
©2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会
そして登場した魔獣は、こんな感じです
魔獣その1
©2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会
因みに兵士たちの会話で出てきた紫電のバレスタインとは?
「北の猟兵」を創設した3人の英雄の一人、バレスタイン大佐の養女。「北の猟兵」に加わり、卓越した実力で猟兵業界の若手では一躍有名となるが、養父であるバレスタイン大佐の死後「北の猟兵」を抜ける
魔獣その2村を襲っていたドローメ
©2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会
ラヴィアン・ウィンスレットが仕留める
©2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会
物資の運搬にしては厳重な警護ですね
厳重な警護はこれを護る為か
©2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会
英雄伝説軌跡シリーズに登場する人形兵器だと思われます。
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州都ハリアスク
舞台は州都ハリアスクに移ります
©2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会
ここでの注目点は2つ。腐敗したノーザンブリア議会の議員と隊長の不審な挙動
政府の奴らは信用出来ねえ。自分達ばかり豪勢な暮らししやがって(市井の市民)
それと意味深に写される運搬車
©2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会
背後の運搬車の中身は人形兵器か?
この後、世界観や世界情勢が説明されます。
そして、北の猟兵幹部のローガン・ムガートが革命の記念碑のある解放広場で緊迫する世界情勢に対する危機感を演説します。
クロスベル自治州が帝国に占領された事で、次は自分達の独立が危ういと訴えるローガン・ムガート。自ら英雄になろうとしているのか?
©2023 Nihon Falcom/「閃の軌跡NW」製作委員会
2話以降、救国の英雄の孫、ラヴィアン・ウィンスレットが、帝国に潜入して「帝国の英雄」と対峙するお話になります。
ヴラド・ウィンスレットがノーザンブリアを見捨てた真相とは?
”英雄”とはどんな存在なのか
2話以降、本格的に物語が動きます
