汚れ役の順番が回ってきたハンジ
役を降りても、誰かがすぐに代わりを演じる
【あらすじ①】
ガビとファルコは看守をだまし討ちにして逃走する。一方、マーレにいるライナーはガビとファルコの声を聴き目を覚ます。
ガビとファルコは森の川原で小休止する。二人は、腕章を巡って争う。そこに少女が声を掛ける。家出をしたと言う作り話を聴いて、二人を家に誘う。そこはブラウス氏の厩舎だった。一方、キヨミ・アズマビトが再びパラディ島を訪問。「地ならし」を観測するために氷爆石を燃料とする世界初の飛行艇を持ち込む。
兵団司令部の正門前で、ハンジは市民やマスコミに囲まれる。エレンが拘束された事や「シガンシナ区の全住民強制退去命令」に対する不満を口々にぶつけられるハンジ。かつて情報は納税者に共有されるべきだと主張していたハンジもポジションが変われば、当時自分が闘った偽政者側と同じ事をしていた。全体の利益・安全の為、情報は隠蔽し、何も語れない。ハンジは情報をリークしてエレン釈放を扇動したフロックと同調者3名の新兵を懲罰房入りにする。ハンジは昔拷問をしたサネスの「こんな役には順番が有る。役を降りても誰かがすぐに代わりを演じる」という言葉を噛みしめるのだった。
スポンサーリンク
為政者(いせいしゃ)はキレイ事では務まらない
マスコミやお気楽コメンテーターの尻馬に乗って為政者を責め立てる行為は、結局自分の首を絞めることにつながる
小物フロックが大役へ
スポンサーリンク
子供に自虐教育を強いる罪深さ
私はお姉ちゃん(サシャ)のようになりたい
【あらすじ②】
ガビとファルコはブラウス氏の厩舎で歓待を受ける。ガビは「パラディの悪魔」という妄執に取りつかれているが、それでも彼らは優しい。声を掛けた少女は、カヤ。27話「ただいま」に登場したサシャが命がけで助けた女の子が成長した姿だった。カヤはガビとファルコがマーレから来たことに気づいていた。カヤはガビとファルコを故郷の村に連れていく。母親が巨人に食われて、サシャに助け出された廃屋で、カヤはガビとファルコに4年前の出来事を語る。そして、母親がどうして生きたまま巨人に食われるような目に逢ったのか尋ねる。それに対して、ガビはマーレに洗脳された歴史をまくし立てる。しかし、カヤはそんな昔の事に母親は関与していない、と反論する。答えに窮したガビを見かねたファルコはそれは軍の作戦行動でカヤの母親には罪はなく、ただ巻き込まれただけだと答えて謝罪する。それに対して、カヤはただそこに生まれただけなのに当人があずかり知らない出来事で謝罪する必要はないという。
ファルコはどうしてその状況から助かったのか尋ねる。カヤはお姉ちゃん(サシャ)が命がけで助けてくれた事を語る。カヤは、「お姉ちゃん(サシャ)なら行くあてのないあなたたちを決して見捨てたりしない」と語る。今度マーレ人が勤めるレストランに行く機会があるから、そこでマーレに帰れる方法が見つかるかもしれないと語る。ガビはただ困惑して、「どうして」と問います。私はお姉ちゃん(サシャ)のようになりたいと語る。
スポンサーリンク
思わず27話を観返したくなるエピソード
子供に洗脳教育を施す罪深さ
「一億総ざんげ」(一億というのは当時の日本の人口で日本人全員と言う意)なんて言葉もあった
スポンサーリンク
マーレの動き
バレたジークの偽装
【あらすじ③】
マーレでは戦後処理が行われて、ジークの部位が足らない事から、ジークが裏切ったものと判断していた。そして、半年後に、世界連合軍でパラディ島に侵攻するとマガトが戦士隊に説明する。戦士隊4人からは、からはガビ・ファルコの救出が、半年後では遅い。世界連合軍を待たずに行くべきだと意見が出る。特にライナーはジークは、半年後の世界連合軍は織り込み済みだろうと意見する。