りんくう
風雅なオフタイム
オフタイムをエンジョイする大人の為のブログ
鎌倉殿の13人

【鎌倉殿の13人】感想・解説・考察 第4話

鎌倉殿の13人タイトル
オペレーター
オペレーター
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第4話、「矢のゆくえ」の感想解説です。前回の記事はこちらです
鎌倉殿の13人タイトル
【鎌倉殿の13人】3話感想・解説 源頼政と源頼朝の関係と堤信遠が敵役になったワケNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第3話、「挙兵は慎重に」の感想解説です。源頼政と頼朝の関係から摂津源氏と河内源氏の違いを解説。また、伊豆目代山木兼隆ではなく、堤信遠がメインの敵役になったワケなどを考察。...
円城寺
円城寺
当記事での用語の定義です

【史料】:歴史資料。「吾妻鏡」「曾我物語」「源平盛衰記」など

【資料】:NHKから出ているドラマの資料など

山木館襲撃

戦(いくさ)と言うより討ち入り

オペレーター
オペレーター
頼朝(大泉洋)挙兵の初戦、山木の戦いが描かれました
円城寺
円城寺
規模的には戦(いくさ)というより討ち入りですかね
ひとみん
ひとみん
赤穂浪士の吉良邸討ち入りみたい
風雅
風雅
確かに相手(山木兼隆)が屋敷にいるかどうかで勝負が決まる情報戦のような筋立てでしたから、赤穂浪士の討ち入りを彷彿とさせますね

規模的にも内容的にも忠臣蔵のような山木の戦い

味方しなかった坂東武者

オペレーター
オペレーター
挙兵時に頼朝に味方する坂東武士は僅かでした
風雅
風雅
多くの場合は、日和見ですね
円城寺
円城寺
2話のレビューで紹介したように山内首藤経俊も色よい返事は出しませんでした
鎌倉殿の13人タイトル
【鎌倉殿の13人】2話感想レビュー 小骨で尼将軍の資質をみせた政子NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第2話、「佐殿の腹」の感想レビューです。”鯵が嫌いなのではなく小骨が苦手。それなら小骨を除けば美味しく頂ける”頼朝が政子に目を付けた瞬間でした。その理由を考察します。また、3人いる頼朝の乳母との関係、源氏、平家、北条家でそれぞれ弟が跡を継いだ経緯などを考察します。...
関東勢力図

(出典:wikipedia「石橋山の戦い」

スポンサーリンク

ご恩と奉公

円城寺
円城寺
そんな中、武士たちの心を掴む為に編み出されたのが、「ご恩と奉公」ですね
  • 鎌倉殿は武士に土地を安堵する(土地の領有を保証する)
  • 武士は鎌倉殿の為に働く(いざ鎌倉)
ひとみん
ひとみん
以下はNHKの講座。所要時間38秒だよ

ドラマの中では北条義時(小栗旬)が、土肥実平(阿南健治)との会話で武士たちの心を掴む為には、土地の安堵(領地の保障)が大事だと気づき、頼朝に助言します。

武士と言っても、元々は武装農民なので、土地に対する執着が強く、土地の所有を認めることが一番効果がありました。

ドロシー
ドロシー
これが幕府政治の基礎になっていくわけね。さらに頼朝の人心掌握術が炸裂よ

嘘も誠心誠意つけばまことに

オペレーター
オペレーター
さらに頼朝の人心掌握術が炸裂します
風雅
風雅
義時が進言した時は渋るのですが、一旦決断すると、そんな素振りを見せずに、効果を高めながら実践するわけですね。それを義時が呆然とみるのですが、今後の義時にとっては統治に必要なスキルを身に着ける、いい教科書でしょうか

「今まで黙っていたが、わしが一番頼りにしているのは、実はお前なのだ」を繰り返す。

嘘も誠心誠意つけば、まことになるのだby頼朝

スポンサーリンク

因みに頼朝の言葉は、史料では「未だ口外せざるといえども、ひとえに汝を頼むによって話す」

頼朝が大泉洋で良かった

ドロシー
ドロシー
でも頼朝役が大泉洋で良かったわ。この辺りあまりにシリアスだと腹黒すぎて後味が悪くなるわ
円城寺
円城寺
そうでね。適度な軽さと笑いがあって、週明けの気分に悪影響を与えないですね
ひとみん
ひとみん
後白河法皇のシーンはもう少しシリアスでもいいかも
風雅
風雅
それシリアスだと怖いですよ

 

 

八重と義時は結ばれる!?

江間次郎と江間四郎

オペレーター
オペレーター
伊東家の家人である江間次郎(芹澤興人)のもとに嫁がされた八重は北条家のすぐ近くに住む事になりました

史料によると北条義時は一時的に江間四郎を名乗る事になる。

円城寺
円城寺
この二つの要素を三谷幸喜がどうストーリーに絡めてくるか考察しますね。因みに北条寺にある義時のお墓には「江間小次郎」と名前が書かれています
ドロシー
ドロシー
江間次郎と江間四郎を同一人物にするのかなあ、と思ったけど分けてきたわね

叔母と甥のままか?!

それよりこのままだと叔母と甥御の近親婚になってしまう

伊東家 家系図

伊東家相関図
ひとみん
ひとみん
資料によると、今後のこの二人はどんな経緯で結ばれるの?
オペレーター
オペレーター
概ね、こんな感じです

<以下、ネタバレ>

  1. 伊東祐親の指示で善児が八重を殺害しようとする
  2. 江間次郎が八重を庇って殺害される(→八重未亡人に)
  3. 三浦義村(山本耕史)が八重を助ける
  4. 八重は暫く三浦家が預かる
  5. 八重、頼朝の側を希み、大倉御所(鎌倉)に出仕
  6. 頼朝、八重と義時の間を取り持つも一旦不首尾(義時泣き崩れる)
  7. 義時の誠意が八重に通じる
円城寺
円城寺
なので、次の二つのどちらかが有るんじゃないか、と考えたのですが、今のところないですね
  • 義時の母が伊東祐親の娘ではない
  • 泰時が実は頼朝の子供
ドロシー
ドロシー
どー決着をつけるのかなあ

スポンサーリンク

次回、遂に開戦!

オペレーター
オペレーター
次回は遂に開戦です
ドロシー
ドロシー
でも次回予告で北条宗時が腹黒い事言ってたわよ

「坂東武者の世を作る。そして、そのテッペンに北条が立つ。」by北条宗時(片岡愛之助)

「飢饉がくれば、多くの民が死にます。だから、我らは立つのです!」by北条義時

ドロシー
ドロシー
義時の方が純粋だったわけね。でも、このドラマ腹黒い登場人物ばかりだわ
円城寺
円城寺
北条宗時ですら、本音は野心満々だったわけですね
風雅
風雅
でも野心家は全員、身を滅ぼして潰えそうですけどね
ドロシー
ドロシー
そして誰もいなくなった
円城寺
円城寺
義時と政子が残りますよ

 

 

 

ABOUT ME
風雅クラブ
日本のポップカルチャーを風雅に楽しみたいクラブです。