頼朝の弟たち
源範頼
一族での位置づけ
長男【義平】
次男【朝長】
三男【頼朝】(大泉洋)
四男【義門】
五男【希義】
六男【範頼】(迫田孝也)
七男【全成】(新納慎也)
八男【義円】(成河)
九男【義経】(菅田将暉)
作中、義経が言うように母親の身分は低いが、この後、頼朝の代官として軍を率いる役割を担う事になる
人物像
物語系の作品では、「大人しく・温厚」、「凡将・無能」として描かれる事が多いが、本作の”原作”扱いの吾妻鏡では、「私の合戦を好み、太だ穏便ならざるの 、由仰せらる」と記述されている
ただ、それだとメリハリがつかないので、やはりドラマでは「大人しく・温厚」、「凡将・無能」の部分を、デフォルメしてくるものと思われます。
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源義円
長男【義平】
次男【朝長】
三男【頼朝】(大泉洋)
四男【義門】
五男【希義】
六男【範頼】(迫田孝也)
七男【全成】(新納慎也)
八男【義円】(成河)
九男【義経】(菅田将暉)
原作とされる吾妻鏡には、頼朝との面会の事実は記載されていないので、三谷幸喜の創作だと思われる
人物像
史料は殆ど無いので、ドラマ上の設定です。
- 弓の名手で武勇に優れる
- 孫子(兵法)にも通じている
- 和歌の素養もある(文化面にも優れている)
義円排斥の伏線
【義経が義円を排斥する伏線】
頼朝は孫子を自分に教えてくれたのは義経だと誤解していたが、実は義円だった
頼朝と義経は、自分の地位を脅かしそうな人物を排斥する。このドラマでは、似た者兄弟的な描かれ方
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新登場の御家人
時政の”義兄”牧宗親
ドラマでは、都から来た貴族という設定ですが、駿河国大岡牧土着の豪族という説も有力です。
13人の一人足立遠元
丁度地図の真ん中やや上あたり。白い「頼朝方」で足立遠元の名がみえる
(出典:wikipedia「石橋山の戦い」)
勢力範囲は、現在の地名で言うと東京都足立区・さいたま市・戸田市・蕨市・川口市・草加市・上尾市・鴻巣市・北本市・桶川市・伊奈町辺り
坂東の武士でありながら文官の才があり、公文所(後の政所)の幹部に地元の武士として唯一選ばれています。
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退場する大庭景親
國村隼と佐藤浩市。名優同士の見ごたえのあるシーン
直接斬られたのは演出かもしれませんが、身柄を上総広常預けられて、処刑されました
上総広常(佐藤浩市)に対して、「あの時頼朝を始末しておけばと後悔する」と予言する
それは後、数年先のお話
金砂城の戦い
佐竹氏とは
佐竹氏は、平家や奥州藤原氏と仲良くしていた為、頼朝には従わなかった
血筋的には新羅三郎源義光の子孫で、甲斐源氏とは同族になる
討伐の背景
千葉県柏市、流山市、我孫子市、茨城県取手市、守谷市辺りに在った荘園
相馬御厨は元々千葉氏が領有していたが佐竹氏に横取りされていた
因みにこの時期の平家の動きはこちらをご覧ください
戦後処理
鎌倉時代はずっと冷遇されます。元弘の乱以降、足利氏と共同歩調をとることで、大勢力へと成長します。