「修善寺」は”終”善児に掛けていましたね
実朝政権の綻び
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政子と実衣
政子と実衣でどちらが、実朝の育成の主導権を握るか争いがありました
トウのように、その時になったら豹変するかも
実朝と和歌
実朝と言うと『金槐和歌集』が有名です。
「金」は「鎌倉」の”鎌”の字の「かねへん」を表しています。「槐」は「大臣」という意味で、鎌倉に住む大臣の和歌という意味です。
『金槐和歌集』は、鎌倉に住む大臣の和歌集と言う意味
増長する北条氏
比企氏を滅ぼし、怖い物無しになった北条氏の増長も描かれました。
史実では武蔵守は平賀朝雅です。話を分かり易くするために時政が武蔵守になりたがっていると改変したのでしょう
なぜ、時政とりくが、比企氏滅亡から2年で追放されたか。そこをムリなく描くための布石が各所にありました。
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32話災いの種でも書きましたが、武蔵国の利権をめぐる北条氏と、武蔵在庁官人の争いが、「畠山重忠の乱」の背景としてあります
源仲章
公然の二重スパイ!?
実朝暗殺事件では、重要な役どころですが、頻繁に史料に登場するわけでもありません
源仲章というと昔から、後鳥羽上皇が送り込んだ『朝廷側の二重スパイ』という評価のある人物です
今のところはスパイと言うよりも、実朝を朝廷にとって都合の良い操り人形にする為の”工作員”という位置づけでしょうか
御家人?or朝廷の臣下?
両方ですね。武家政権の創成期なので、この時代の在京御家人は、立ち位置が曖昧なケースが見られます。源仲章は実朝の侍読(教育係)ですが、後に、順徳天皇の侍読(教育係)にもなります。
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修善寺
毒を食らわば皿まで
「毒を食らわば皿まで」と言う感じで、北条時政など、少し感覚がマヒしかけているところを演出しているのだと思います
権力の虜になって、権力への謙虚さが薄れてきている北条時政。いとも簡単に「やっちまうか」と口にする
迷いを隠しきれない義時
それに対して義時は冷徹を装いながらも、迷いを隠しきれず、弟の北条時房や運慶に迷いを指摘されます。
このコントラストを描く事で、この後に続く「畠山重忠の乱」や「牧氏事件」への流れがスムーズになるという事でしょう。
北条義時は、まだ「諦めの悪い男」からは、卒業できていない模様
善児の末路
善児がトウに殺されるという衝撃の展開でした。
トウを引き取って育てたり、一幡の世話を焼いたり、人間らしさを見せ始めた善児。それが仇となる展開。
名物オリジナルキャラクター善児もついに”終”善児
次回は理想の結婚
次回は、「理想の結婚」というサブタイトルで、源実朝と坊門信清の娘(西八条禅尼)、北条義時とのえ(=伊賀の方)の結婚について描かれるようです
源実朝と坊門信清の娘(西八条禅尼)の結婚は、「畠山重忠の乱」、「牧氏事件」のトリガーとなります。(一説には実朝暗殺の遠因とも言われますが、「鎌倉殿の13人」ではどういう設定になるでしょうか)
北条義時とのえ(=伊賀の方)のカップルは、「伊賀氏の変」に繋がります。
それにしても、相変わらず義時は、女性を口説く際にキノコを用いるようです