「鎌倉殿の13人」に関するインタビューで、三谷幸喜が、ラスボスが三浦義村である事を示唆しました。折り返しのタイミングでは、放送休止も行われますので、この間に今後の展開予想を『ラスボス・三浦義村』を中心に考察します
最後の最後に義村は暗躍します。そしてせっかく山本さんに演じてもらうのだから、最後の最後に、義村の最大の見せ場を用意するつもりです。まだ言えませんが、物語の終盤、ラスボス的な存在で主人公に立ちはだかるのはこの男かもしれません。
「https://realsound.jp/movie/2022/07/post-1068172_2.html」より引用
「最後の最後」とはどの事件を指すのか?三浦義村はどのような”暗躍”をするのか。
「鎌倉殿の13人」の最終回予想
パワーゲームの行方
【鎌倉13人衆の名言】
たくさんの虫を一つに瓶に入れても、最後には一匹しか残らない。御家人も同じ。(意訳)
『梶原景時の変』に始まるパワーゲームを時系列に列挙します
- 『梶原景時の変』
- 『比企能員の変』
- 頼家の追放・謀殺
- 『畠山重忠の乱』
- 『牧氏事件』
- 『和田合戦』
- 『実朝暗殺』
- 『承久の乱』
- 『伊賀氏の変』
”最後の最後”はどの事件?
三谷幸喜は同じインタビューで主人公の人生が終わる時が大河ドラマの最終回と語っています。
『承久の乱』は三浦義村が暗躍したという説はあまりありません
「鎌倉殿の13人」は果たして『伊賀氏の変』まで扱うのか?
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三浦義村の暗躍
三浦義村が暗躍した事件
<三浦義村が暗躍したという説が多い事件>
- 『梶原景時の変』
- 『畠山重忠の乱』
- 『牧氏事件』
- 『和田合戦』
- 『実朝暗殺』
- 『伊賀氏の変』
『梶原景時の変』
<『梶原景時の変』の概要>
梶原景時が、同僚の御家人66名が連名で署名した弾劾状で失脚した事件。流罪を言い渡された梶原景時は、京に逃れる途中の駿河で討たれる。
- 連名の弾劾状での梶原景時糾弾を提案
- 弾劾状の署名を集める
28話で『梶原景時の変』のウラ設定が明かされます。
暗躍するのに邪魔な梶原景時。真っ先に葬りました
『畠山重忠の乱』
<『畠山重忠の乱』の概要>
武蔵の覇権を巡って、りく(宮沢りえ)の娘婿である平賀朝雅と畠山重忠が争う。平賀朝雅とりく(宮沢りえ)が無実の冤罪をでっち上げて畠山重忠を葬った事件。
『畠山重忠の乱』での三浦義村の役割
- 重忠の嫡子重保を討ち取る
- 畠山重忠を討ち取った二俣川の戦いに参戦
- 重忠を陥れた首謀者として稲毛重成父子、榛谷重朝父子を誅殺
「石橋山の戦い」の後、畠山重忠らに居城を責められて、祖父の三浦義明が討ち死にしています
祖父の恨みを晴らした?
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牧氏事件
<『牧氏事件』の概要>
将軍実朝の暗殺を謀ったとして、北条時政、りく(宮沢りえ)が追放されて、平賀朝雅が誅殺された事件。北条家の内紛。
『牧氏事件』での三浦義村の役割(『愚管抄』の記述より)
- 実朝を時政の館から、義時の館に遷す
- 時政を呼び出して伊豆に送り届ける
『梶原景時の変』でりく(宮沢りえ)に一杯食わされたので、りく(宮沢りえ)の事を危険視したのかもしれないですね
邪魔者のりく(宮沢りえ)を追放したかった?
和田合戦
<『和田合戦』の概要>
反北条を目的に頼家の遺児を擁立する謀反が計画される(泉親衡の乱)。それに和田一族が関与しているとして、義盛の子の義直・義重、甥の胤長らが捕縛された事に端を発する北条と和田の合戦。
『和田合戦』での三浦義村の役割
和田義盛とは同族(父親が兄弟)であり、味方すると起請文まで作成しながら、北条側に寝返る
冷徹に判断して、勝つ方に着く三浦義村
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実朝暗殺
永井路子が『炎環』で唱えた「三浦義村黒幕説」。その後、歴史学者から賛同する声が出て、ある程度の支持を集める説です。
- 『北条・三浦ら鎌倉御家人の共謀』説
- 公暁野望説
- 後鳥羽上皇黒幕説
比企尼説
「草燃える」と同じ「三浦義村黒幕説」を採用するか?
伊賀氏の変
<『伊賀氏の変』の概要>
義時が急死する。正室の伊賀の方は、泰時を廃して、自分が産んだ政村を後継の執権に据えようと画策する。政村の烏帽子親であった、三浦義村がこれに加担。しかし、北条政子の説得で三浦義村が方針転換して、伊賀の方は追放される
三浦義村が最後の最後に暗躍する事件とは?
本命:『伊賀氏の変』
対抗:『実朝暗殺』
大穴:『承久の乱』