オペレーター
テレビ朝日のドラマ「愛しい嘘~優しい闇~」の考察レビューです
円城寺
この作品は原作があるとのことですが、原作から離れて考察しがいのある作品にするという、製作スタッフの発言がありました
ドロシー
原作通りだとつまらないものね。どこをどう原作と変えてくるか楽しみだわ
この中に犯人がいる!
枠組みのしっかりした推理モノ
円城寺
1話を観て枠組みがしっかりした推理モノだなあ、という印象でしたね。いきなりモノローグで枠組みが示されます
この中の誰かが殺されて、犯人はこの中にいる
『愛しい嘘~優しい闇~』(c)tv asahi
ドロシー
枠組みがガバガバで、犯人になり得る人物が多すぎると推理や考察のしようがないもんね。この作品は、まずこの6人に絞れるから見がいがあるわ
無駄のない登場人物
今井望緒
演 – 波瑠
29歳。3年前に漫画家としてデビューしたが、その後は評価されないまま、漫画家江波ヒロコのアシスタントとして働いている
雨宮秀一
演 – 林遣都
望緒の中学生時代の同級生で初恋の人。当時から女子の間では王子様的存在。東京でIT企業社長をするエリート
深沢稜
演 – 溝端淳平
望緒の中学生時代の同級生で幼馴染。地元山梨で両親とワイナリーを経営する。望緒に想いを寄せている
本田玲子
演 – 本仮屋ユイカ
望緒の中学生時代の同級生。優等生タイプで現在は東京の法律事務所で弁護士として働いている
岩崎奈々江
演 – 新川優愛
望緒の中学生時代の同級生。華やかな事に憧れる性格で今もセレブを気取る。しかし、家庭の事情で地元に留まらざるを得なくなり、内心鬱屈した感情に苛まれている
野瀬優美
演 – 黒川智花
望緒の中学生時代の同級生。地元の名家に嫁いで専業主婦
スポンサーリンク
円城寺
これ以外のネームド登場人物は、主人公の望緒の家族ですら、母親が声のみの出演で、3名となりますね
野瀬正
演 – 徳重聡
野瀬優美の夫。名家の御曹司で、山梨県警の刑事部長。
岡崎りえ
演 – 松村沙友理
望緒と同じく漫画家江波ヒロコのアシスタントとして働いている。望緒のアイデアを盗み漫画家デビューを果たす
江波ヒロコ
演 – 西尾まり
漫画家。望緒と岡崎りえをアシスタントして雇っている。気のいいオバサン
ドロシー
演者が出ていない人物としては以下の人物が要注意人物よ
中野幸(望緒の中学生時代の同級生。二学期に転校したとの事だが、なぜか顔を思い出せない)
クロ(望緒に定期的にファンレターを送ってくれる人物)
一つの嘘が七つの嘘を生む
マルティン・ルターの言葉
オペレーター
タイトルにもなっている”嘘”ですが、ドイツの神学者で作家、マルティン・ルターの言葉が由来だとわかりました
円城寺
これは嘘を守り続ける為には、複数のウソをつく必要がある、という意味ですが、望緒はその嘘を断ち切ったわけですね
【望緒のついた嘘】
漫画家としては絶望的な状況にあるが、そのことは隠している。
円城寺
そしてそれ以外の登場人物もそれぞれ謎を抱えています
スポンサーリンク
本田玲子の謎
ドロシー
本田玲子はなんといってもタイムカプセルに固執し過ぎよね。中に何が入っていたか、それが嘘のキーよね
円城寺
女性陣の中では積極的に望緒の味方をしてくれる本田玲子ですが、タイムカプセルについてだけは謎めいた言動をみせますね
オペレーター
そんな本田玲子ですが、望緒の部屋が荒らされた事件では、犯人追及で手腕を発揮します
犯人がストーカー経験者の岩崎奈々江であると当たりを付けて、罠に嵌めて現場を抑えるなど頭脳戦で存在感を示す。
雨宮秀一と深沢稜
ドロシー
とりあえずは、って感じよね。それ以上に何かありそうだけど、それはこれからでしょうね
円城寺
でも少女マンガチックですね。男性陣が二人とも望緒に想いを寄せているなんて。それも幼馴染と王子様。よく観る展開です
野瀬優美と野瀬正
ドロシー
名家の御曹司でエリートだから、外面はいいけど、家の中では危なそう
円城寺
嫉妬心が強いのか、独占欲が強いのか、その辺りはわかりませんが、かなり問題ありの人格ぽいですね
スポンサーリンク
過去に何があったのか
昔撮った写真
『愛しい嘘~優しい闇~』(c)tv asahi
風雅
14年の歳月を経て撮った写真との因果関係がキーになりそうですね
中野幸
『愛しい嘘~優しい闇~』(c)tv asahi
円城寺
中野幸が「みんな 忘れないよ」って言っているのに、望緒はすっかり忘れて思い出せないという
円城寺
確かに中学生でタイムカプセルにワープロでメッセージと言うのは、何か引っかかりますね
なぜワープロでタイムカプセルにメッセージ!?
ドロシー
そもそも転校していない筈ってことじゃん。メッセージが有ること自体が謎でしょ
このメッセージは誰が何の目的で残したのか?
私たちがしたことを忘れない
円城寺
そして謎めいた発言としては岩崎奈々江の「私たちがしたことを忘れない」ですね
風雅
本田玲子も犯罪を起こしたことがある、という文脈で出た言葉ですが、これが本田玲子だけにかかるのか、6人全員にかかるのか、という所がポイントですね
円城寺
過去に何か事件があってそれが遠因で現在に因果がかかっているというかんじでしょうか
6人のヒミツは失火?!
スポンサーリンク
先が楽しみな作品
盗作した岡崎りえ
円城寺
冒頭出てきた盗作騒動は、サイドストーリーという感じでしょうか
風雅
おそらくそうでしょうね。本筋には絡まなさそうでした
ドロシー
でもプロット相談してパクられるってどっかで聞いた話よね
半沢直樹の脚本家
ドロシー
謎のほのめかしも、多すぎず少なすぎず適度で、謎解きも一つあって、テンポも良くって楽しめそうだわ
円城寺
そうですね。家を荒らした犯人は1話で明らかになりましたし、惹き付ける力は中々ですね
ひとみん
脚本家が半沢直樹とか日曜劇場で脚本書いている人だから、スリル面も楽しめそう
適度なほのめかしと謎解き、スリルも期待
ドロシー
あとは原作からどれだけ離れて、あっと驚かせてくれるかだわ