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魔女の旅々

【魔女の旅々 レビュー考察】第三話「花のように可憐な彼女」「瓶詰の幸せ」大人向けの苦味

Aパートの疑問にBパートで答える構成

円城寺
円城寺
アニメ「魔女の旅々」の第三話「花のように可憐な彼女」「瓶詰の幸せ」のレビュー&考察です。この第三話はAパートとBパートでお話が別々になっています。割とヘビー&ビターなお話なので、甘々の「萌え美少女ロードムービー」を期待している人は避けた方がいいです
ドロシー
ドロシー
それから心理的負荷がかかるストーリーだから、”主人公がチートで万能で、何でもできる”ようなお話ばかり好んで、ストレス耐性が乏しい人も回れ右よ。ビターな苦味に、ヘビーなストレスという事で大人向けよね
風雅
風雅
今回の第3話は、AパートとBパートでお話が分かれているのですが、2つで一つのテーマではないか、と考察しています
ひとみん
ひとみん
第一話のレビュー&考察はこちらを見てね。それからストーリーを見たい方はいつもの通り、目次からタイムラインに飛んでね
【魔女の旅々 レビュー考察】第一話「魔女見習いイレイナ」 ”本当はコワい童話”系「魔女の旅々」の第一話「魔女見習いイレイナ」のレビュー&考察です。第一話の見どころや、気になる伏線の考察など話題の作品について語ります。...

「花のように可憐な彼女」三つの”なぜ”を考察

 

円城寺
円城寺
「花のような可憐な彼女」の三つの謎を考察します

Aパートの登場キャラ

花のように可憐な彼女(妹)

花畑に居た可憐な少女。誰でもいいから花束を届けて欲しいと、自らの衣服で包んだ花束をイレイナに託す。後に門番をしていた若い兵士の妹と判明する

門番の若い兵士(兄)

行方不明になっている妹を探している

門番のベテラン兵士

門番の若い兵士を諫める。イレイナに花の実情を説明する。花束を焼却する

なぜ妹は花を自分の衣服で包んだのか

円城寺
円城寺
まずストーリーの冒頭で、可憐な彼女(妹)がイレイナにお花を託すのですが、自分の衣類に包んで渡すのですね
風雅
風雅
普通に考えれば兄を呼ぶためでしょう。養分になれば誰でもいい、というスタンスではわざわざ自分の衣類で包む必要はないですから
ドロシー
ドロシー
難しいのは呼ぶためじゃなくって、単に自分の所在を知らせる目的かもしれない、って事ね
円城寺
円城寺
でも、そうするとイレイナが兄のいる国に行くことを知っていた、という事ですね
ドロシー
ドロシー
それは向かっていた方向である程度想定できるんじゃない?
円城寺
円城寺
兄を呼ぶためか、所在を知らせる為か、中々難しいですね

イレイナはなぜ旅立つ前に妹のところに寄ったのか

円城寺
円城寺
次の考察はイレイナが旅立つ前に、再度あの場所に寄った理由です
ドロシー
ドロシー
前夜に幼いころに読んでいた「ニケの冒険譚」を思い出すシーンがあったわね。あれが影響しているのかしら
風雅
風雅
魔女には毒が効かない筈なのに、自分が妹の幻影を見せられたことから気になったのかもしれないですね
円城寺
円城寺
あと一つは、実際そうだったのですが、兄があの場所に呼び寄せられているか、確認したかったのかもしれないですね

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なぜイレイナは干渉せずに立ち去ったのか

円城寺
円城寺
三つめはイレイナが干渉せずに立ち去った理由です
ドロシー
ドロシー
一旦、何か言いかけてやめたのよね
風雅
風雅
それは干渉が無駄だと悟ったというのが一般的な理解でしょうか。あと、旅人だから基本的に(依頼を受けない限り)現地の事には干渉しない、というポリシーがあるのかもしれないですね。
ドロシー
ドロシー
後ずさりだったから、自分の力が及ばない事、と判断した可能性もあるわね
ひとみん
ひとみん
でも、無理かもしれないけど助けてあげればいいのに、と思ってしまう
風雅
風雅
中途半端に干渉する事が全体のバランスを崩してしまう可能性もありますからね。そうなっても、旅人は旅立てばいいですが、現地の人はそう言う訳にはいかない。今やっている他のアニメでも、主人公が親切心でやった行為で、他者が不幸損底に陥る、というものがありますが、余計なお世話かどうか、判断が難しいところもありますね
ドロシー
ドロシー
この作品のモチーフが「私旅人ですから」だからね
風雅
風雅
個人的には、この”なぜ”の答えが、次の「瓶詰めの幸せ」のラストシーンでのモノローグではないか、と考えています

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「瓶詰めの幸せ」にAパートの答えがある

Bパートの登場キャラ

エミル

村長の息子。ニノさんに好意を持っている。多少魔法が使えて、ニノさんの為に幸せを集めて瓶に詰めている。いつも暗い顔をしているニノさんを元気づけようと、瓶をプレゼントしようとしている

ニノ

エミルの家の使用人。実は奴隷で、東の国から来た。料理が得意

エミルの父

村長で好色家

イレイナが村長に杖を向けた理由

風雅
風雅
第一義的にはニノさんに害を成している村長を懲らしめたかった、という理由でしょう
ドロシー
ドロシー
私もそう思うわ。でも、それで一時的に懲らしめても、自分が旅立った後、倍・3倍にニノさんにあたりそうだからやめたのよね。あのエミルだと生活力無さそうだし
円城寺
円城寺
自分がずっと関わり続けるわけにはいかない、っていう難しい所ですね

ニノさんの未来を暗示する物語の結末

ドロシー
ドロシー
イレイナが思い出す物語の結末がモノ哀しいわ。結局、絶望してしまうのよね
ひとみん
ひとみん
哀しいね
円城寺
円城寺
村長に買われなかったら、もっと悲惨な人生になっていた可能性も大きいので、一概に村長が悪いと言えないのがつらい所ですね

イレイナのモノローグで分かるAパートの行動原理

風雅
風雅
ラストのイレイナのモノローグですが、『人の為に』と思いしたことが「大きなお世話」になって、相手を不幸にしてしまうという教訓ですね
ドロシー
ドロシー
「説教臭い」って自嘲していたけど、「なぜ助けない」って短絡的に考えるよりよっぽど大人よね

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第三話の展開

 

タイムライン

 

  • STEP01
    アバン
    不穏な森から美しい花畑に抜ける
  • STEP02
    オープニング
    オープニング映像
  • STEP03
    Aパート
    美しい花畑を通りかかったイレイナは、可憐な少女と出会う。少女は花束を自らの衣服に包み、イレイナに次に行く国で人に渡すように頼まれる。イレイナが入国しようとすると門番の若い兵士に咎められる。花束を渡すように強要されるが、ベテランの兵士が間に入る。ベテランの兵士が言うには、若い兵士は妹が行方不明になってから様子がおかしいらしい。次いで、ベテランの兵士はその花には人を惑わせる毒があるので持ち込めないという。その花に呼び寄せられ養分にされてしまうからと。花を兵士に渡すイレイナ。兵士は花を焼却する。その夜イレイナは「ニケの冒険譚」に似たような話が有った事を思い出す。次の日イレイナは、可憐な少女と出会った場所に向かうのであった・・・
  • STEP04
    Bパート
    イレイナはエミルという少年に出逢う。エミルは暗い表情の使用人のニノの為に魔法で幸せを瓶に詰めているのだと言う。その時、イレイナは昔読んだ物語に似ていると思ったが、その結末を思い出せずにいた。イレイナはエミルの家に昼食に招待される。エミルの父は村長であった。暗いエミルと好色な村長の視線に居心地の悪さを憶えるイレイナだったが・・・。旅立つときイレイナは物語の結末を思い出すのだった。そう「悲劇的な結末を」
  • STEP05
    エンディング
    エンディング映像

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さいごに

円城寺
円城寺
第3話全体を通してどうでしょうか。かなりビターなイメージですけど
ひとみん
ひとみん
あの花畑はオープニング映像に出てくる花畑かな?
円城寺
円城寺
そうじゃないですか。似ていますもんね。オープニング色々と見る目が変わりますね
風雅
風雅
AパートとBパートは別々のお話ですが、繋がってはいると思います
ドロシー
ドロシー
Bパートでエミルに「養分にされなくて良かったですね」、というセリフもあったしね
風雅
風雅
この二つのストーリーをセットにすることで、イレイナの行動原理を分かり易くしているのですね。シリーズ構成の筆安一幸は少女終末旅行のシリーズ構成も担当していただけに、この辺りはうまいですね
ドロシー
ドロシー
そういう意味ではAパートの時間が短いのだけど、それは回答編のBパートをじっくりやりたかった、と言う事かしら
円城寺
円城寺
色々と考えさせられる大人向けの第三話でした

 

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