トモエの術を破るモノ
マリエルパターンだった
【トモエの術を破るパターン】
マティアパターン:物理的な衝撃
マリエルパターン:他者との絆
マリエルの場合は、ショーンに対する強い想いがトモエの術を超える要件だったが、ルパン三世の場合は、ルパンファミリーの絆だった
©モンキー・パンチ/TMS・NTV
トモエの術を破ったのはルパンファミリーの絆だった
ルパンファミリーとの絆があるルパン三世。一方、アサシンドールに仕立て上げられたマティアは、他者との絆など無縁で孤独である。この残酷なまでの対比がマティアをより絶望へと追い込む
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醜悪さを全開にするトモエ
トモエは、反省などせずにもっと女たちを犠牲にしてルパン三世を我が物にすると宣言する。そんなトモエの姿勢にマティアが怒り狂う
醜悪さを全開にするトモエ
©モンキー・パンチ/TMS・NTV
しかし、マティアがトモエを襲う前にルパン三世がトモエを撃つ。トモエはあっけない最期を迎える。
マティアを救った悪党の美学
「嫉妬」「絶望」「悲しみ」
マティアをアサシンドールに仕立てるトモエ
©モンキー・パンチ/TMS・NTV
まるでヴァイオレットエヴァーガーデンとヘンゼルとグレーテル(ブラックラグーン)を足したような不幸な生い立ちのマティア
全てを呪うかのように元凶のルパン三世に対して敵意をむき出しにするマティア
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しかし、それを救うのがルパン三世
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マティアを救ったモノ
自分の為にアサシンドールに仕立て上げられたマティアに対して、自由と自己を手に入れれるように最大限の愛を伝えるルパン三世。復讐に囚われていたマティアが最後に縋ったものは・・・。
©モンキー・パンチ/TMS・NTV
お宝も、トモエの手掛かりも、自分の安全も、全てを犠牲にして、マティアの為に駆け付けたルパン三世。そのルパン三世の姿がマティアが最後に縋ったモノだった。
自分の為に全てを犠牲にしたルパン三世。この記憶がマティアを復讐への妄執から救った。
そして武器を捨てたマティア
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2クール目の最初のエピソードと、最後のエピソードを関連させる
桜とマティア
散り行く桜とマティア
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桜の花言葉「私をわすれないで」。忘れないからまた登場して欲しいですね
今回は銭形邪魔
正直、このシーンの銭形はいなかった方が良かったかな。警察ドラマじゃないんで。「罪を償う思想」とかは、ルパン三世には合わないかな。
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そして日常へ
箱の中身
宝物庫破りのシーンでは、バイオハザード(映画)のオマージュのようなシーンもありました。
謎はいいが、矛盾は・・・
- トモエのような危険な女を家庭教師にした経緯
- ムルーがトモエの弟子?!
【マティアの動機】
トモエ:復讐の為
ルパン三世:ルパンのせいでトモエにアサシンドールにされた
アリアンナ:ヘイゼル殺害を察知された
いつものルパンファミリー
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シリーズ全体を通して
伏線の活かし方がキレイ
13話→24話、22話→24話の関連のさせ方はキレイ
オムニバス形式は再考要
花言葉を聞いた時のルパン三世は、ギャビーの時は、大きなリアクションがあったが、ミレーヌの時は殆ど反応しないなど、ミエミエの伏線の割には印象が弱かった。
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メインストーリーの間にオムニバスを複数話挟む形式は、間延び感が半端なかった
花言葉でメインストーリーとオムニバスに繋がりを持たせる意図かもしれないが、それは効果的に機能はしていなかった
謎が謎を呼ぶ22話は、素晴らしい出来でした。
様々な”実験”として
なので賛否両論ありますが、観る側のアンテナも試されたのかな
箱を炎に投げ入れたのは、「ルパン三世とはこうあるべき」などという、そうした縛りとは無縁である「懐の深いルパン三世」というコンテンツの真骨頂を見た感じ