ヒィズルとの交渉
ミカサの血統
【あらすじ①】
独房のエレンに会いに来たハンジ。「戦え、戦え」と鏡に向かって独り言を言うエレンにハンジは問う。「何と戦うのか?二度言ったという事はもう一度戦う気なのか?」
時系列的には2年前。港で向かい合う、調査兵団とイェレナやオニャンコポンたち義勇兵。イェレナたちの手引きにより「パラディにとって唯一の友好国」ヒィズルの船が姿を現し、船には特使・キヨミ=アズマビトが乗船している。
両国の会見で、キヨミは家紋を見せ、心当たりがないか尋ねます。動揺するミカサはエレンに促されて刺青をみせる。感極まりミカサに抱きつくキヨミ。この家紋はヒィズルの将軍家に伝わるもので、巨人大戦後の混乱でパラディへ取り残された世継ぎの血筋を証すものだという。
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ジークとキヨミ=アズマビトの提案
【あらすじ②】
キヨミは橋渡し役のジークと交わした密会の内容を語る。それはミカサとの取次ぎを条件にある取り計らいに賛同したと述べる。ジークは次に、立体機動装置の燃料について語る。ジークはテーブルに立体機動装置を渡すと、その燃料である氷爆石について説明する。ジークはこれが採掘されると、傾いた国家が再生できるだけの産業力を手にするとキヨミに利を述べる。キヨミは氷爆石の価値を説明をしながら舌舐めずりをして、人格者の仮面の下のエコノミックアニマルの本性を垣間見せる。それを見たミカサが「私はダシに使われただけでは?」と悟る。ハンジやピクシスは、イェレナが言っていた「金に聡い」アズマビトの本性を思い出す。ヒストリアに促されたキヨミは、ジークの取り計らいの内容を説明する。
それは以下の3つ。
①「地ならし」の実験的な活用で世界をけん制する
②ヒィズルの援助でパラディ島の軍隊を世界の水準並みに底上げする
③「始祖の巨人」と「王家の血を引く巨人」を継続的に維持する
この提案にハンジは反発するが言葉に出せない。ヒストリアは受け入れると言うが、エレンはヒストリアを犠牲にするこの提案には乗れないと反発する。エレンは別の道を模索すべきと主張する。
再び、独房のエレンとハンジ。
ミカサはヒィズル国の将軍家の末裔
でもキヨミ=アズマビトがミカサを敬っているのは表向きだけで、実は経済優先
ジークの提案はヒストリアに犠牲を強いるものでエレンはこの時点では反発していた
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ジークはなぜ自分で子孫を作らなかったのか?
別の道を絶たれた時
困惑する104期
【あらすじ③】
場面は現在。妊娠しているヒストリアとそのお腹の子の父親っぽい男の描写
ナイル=ドークやその一党(憲兵団幹部?)が酒席でヒストリアの妊娠について話す。ジークの捕食を遅らせるためにイェレナがヒストリアに入れ知恵したと疑う男。それを諫めるナイル=ドーク。しかし、その場の給仕をしているのはなんとマーレ軍捕虜。彼はニコロから出すワインを指定される。
場面は2年前。平和的な解決策を模索する調査兵団だがヒィズルに拒否されて万事休す。エレンは自分の継承者を模索する。調査兵団の同期は次々に名乗り上げるが、エレンは巨人の後継者として同期を選ぶつもりはない、少しでも長生きして欲しいという。
場面は再び現在、104期のミカサ、アルミン、ジャン、コニーが集まって、会話。ピクシスが義勇兵を拘束した事について話す。次いで、単独でマーレに潜入したエレンの行動を訝しむコニー。コニーは「あいつはエレンじゃない」とまで言い、ジークと共謀するつもりではないか、そうなったらエレンを斬るしかないという。当然ミカサは反発する。しかし、ジャンはアルミンやミカサを戦場に駆り出したエレンはもう昔のエレンではないと冷徹に分析する。膠着した状態の中、コニーは、ジャンの静止を振り切って、エレンがサシャの死を聴いて笑った、と詰る。
エレンとジークの真意はどこにあるのか
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エレンとジークの真意