【今後のポイント】
3話でシン・セー開発公社CEOのプロスぺラ・マーキュリーがスレッタの母親で有る事が明らかになりました。しかし、彼女がプロローグに登場したエルノラ・サマヤだとしたら、他のキャラと比較して一人だけ若々しいことが謎として残ります。また、シャディク・ゼネリが疑問を呈したようにシン・セー開発公社にはエアリアルを開発するだけの資金もインフラもありません。彼女はどのようにしてエアリアルを開発したのか?そしてデリング・レンブラン暗殺未遂の証拠を握ってヴィム・ジェタークを脅迫していた事も明らかになりましたが、どうして暗殺未遂を知っていたのかという疑問も残りました。
また、アスティカシア高等専門学園においても、ベネリットグループ御三家が擁立するパイロットがそれぞれの思惑でスレッタに接近してきます。それらの相関関係を整理して4話に臨みましょう。
プロスペラの謎
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若々しい謎
プロスぺラが、エルノラ・サマヤだとしたら、同様にプロローグに登場したデリング・レンブラン、サリウス・ゼネリ、ヴィム・ジェタークらより若過ぎるのではないか、という疑問があります。
© 創通・サンライズ・MBS
<可能性1>
宇宙空間で老化が急伸する時期にプロスペラは地球圏にいた
お母さんは地球圏に出張していて、スレッタは独りぼっちの期間が長かった
<可能性2>
GUND(ガンド)技術で老化を遅らせている
プロスぺラと思わしきキャラが体中を機械化している事が示唆される
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エアリアル開発の謎
そして、シャディク・ゼネリが抱いた疑問
水星にはエアリアルを開発する資金もインフラも無い
こちらについては情報が乏しいので、これから新たな情報が明らかになって、驚くような展開になる可能性も否定できません
暗殺計画を知っていた謎
そして3番目の謎が、ヴィム・ジェタークによる「デリング・レンブラン暗殺計画」(未遂に終わる)を知っていた事です
作中、この計画を明確に知っていたのは、ヴィム・ジェタークとその部下だけです。
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いずれにせよ、ジェターク社若しくは、ベネリットグループ中枢に協力者がいる可能性が高いです
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スレッタと御三家
決闘と「意志と表象としての世界」
3話で描かれたスレッタとグエルの決闘はエラン・ケレスの読んでいた「意志と表象としての世界」との結びつきが強いシーンでした
「子どもは親の言う事だけ聞いていればいい」ヴィムはグエルに意志を示す事を認めません。
自分を信用せず、親と子の不平等を押し付ける父親のヴィムに対して、グエルは意思拡張AIを破壊して強制停止。自分の意志でモビルスーツを操縦する事で、決闘が自分のモノであることを取り戻す。
「これは俺の戦いだ! 俺の、俺だけの!」(byグエル)
グエルの意思で動くダリルバルデは、スレッタを驚愕させる動きを示す。これに対してスレッタも自分の意志(will)を叫ぶ
「わたしとエアリアルは負けません! だって、だって、【やりたいことリスト】、全然埋まってない!」(byスレッタ)
大人たちに背負わされたものや、不平等と言う呪縛を乗り越えて、お互いの意志(will)でぶつかり合う二人。
意志(will)が大事と言うのは、「水星の魔女」のテーマの一つと思われる
グエルが求婚したポイント
自分の意志で闘った決闘に敗れて、蔑まれたりバカにされたりすることも覚悟していたグエルですが、待っていたのは称賛の言葉でした。
「あ、あの、その、ごめんなさい! あなたのこと見くびってました。あ、あなたはその、とっても強かった、です」(byスレッタ)
決闘では勝者が名誉も利益も全て総取り。それが当たり前の世界で生きてきたグエル。
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スレッタと御三家の関係
さて、スレッタと御三家が擁立するパイロットとの関係を整理しましょう
グエルはスレッタに求婚
エラン・ケレスは”魔女”としてのスレッタに興味を持ち近づく
シャディクは、エアリアルの秘密を暴く為に義父サリウスの指示でスレッタに近づく
見えない地雷
3話の記事で”それにしてもスレッタはどこの寮に入るのでしょうか?”という疑問を提示しましたが、第4話はそのアンサーでした。
脱兎の如く逃げる花嫁候補
3話の引きでグエルにプロポーズされたスレッタでしたが、即断りました
イヤです~
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意外と苦しいジェターク社
一方、当然、劣化の如く怒るヴィム・ジェタークですが、ヴィム自体も追い詰められている様子が描かれました
投資家から融資縮小を仄めかされるヴィム・ジェターク
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グエルをベネリットグループの後継にする為、危険を冒してデリング暗殺まで計画するヴィム・ジェターク。御三家と言っても業績はかなり無理をして背伸びしたものかもしれない。
エラン・ケレスに好意?
実習に受かる為には、メカニックとスポッターを仲間にしなければいけないスレッタ。しかし、寮に入っていない彼女には協力してくれる仲間がいなかった。地球寮に行くが、スペーシアン嫌いのチュアチュリー・パンランチに追い返されてしまう。
エランも自分目当てだとなじりますが、エランから「キミに興味はないよ」と言われてしまいます
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でも、これで3話の時にスレッタとエランに対して嫉妬している様に見えたのは、誰に対してか?という疑問がありましたが、スレッタに対してでしたね。
マネキン王子・エラン
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でもスレッタはマネキン王子こと、エラン・ケレスに好意をもってそうですね
エランさんは・・・や、優しくて、し、親切で(byスレッタ)
いいのかな~。エランは裏がありそう。
ミオリネの優秀さ
結局、実習のサポートは専門外のミオリネが一人二役で担う事に。専門外であるにも関わらず短時間で実習に必要なメカニックとスポッターの基礎知識をマスターするスーパー優等生ぶりを見せる。
背負うもの同士
睡眠時間を削って頑張るスレッタ。それに気づいたミオリネは頑張る理由を尋ねます
過疎化した水星に再び賑わいを取り戻したい
ミオリネの解説では、パーメットが採掘される水星は当初、賑わっていたが、月でもパーメットが採掘できるようになって、一気に寂れてしまったとのこと
その為、水星に学校を作って若者を呼び戻したいとスレッタは考えている
水星の人たちから、お守りや寄せ書きをもらったというスレッタに、ミオリネは自分の為に生きる事を勧めるが、スレッタはこれは自分が決めた事だから、と答え、それにミオリネも納得します
一方、同じように地球の人たちの期待を背負っているチュアチュリー・パンランチは、スレッタに同志的な感情を抱き、スレッタの邪魔をして嘲笑するスペーシアンの女子生徒を殴って試験を中止させます
自分やスレッタの実習の邪魔をするスペーシアンをぶん殴る
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これでスレッタとチュアチュリーのわだかまりが解けて、スレッタは地球寮に入寮する事になります。
ミオリネはスペーシアンですが、地球に恋焦がれているので、地球寮なら反対しないでしょう。
一旦、ペイル寮に入ってから地球寮という展開も考えられますが、1クール目からペイル寮に入ると登場キャラが多くなりすぎてしまいますね
エランがガンダムに搭乗するからですか。或いは寮を移動した方が、新キャラを出しやすい?
確かに新キャラを登場させる手法として、転寮はありえるかもですね。