円城寺
テレビアニメ「憂国のモリアーティ」の第8話「シャーロック・ホームズの研究 第一幕」のレビュー&考察です。このエピソードはシャーロック・ホームズがメインでモリアーティ一味は脇役として登場します。推理色の濃いエピソードとなっています!
ドロシー
ハドソンさんがすっごくチャーミングよ。ここまでダークな雰囲気一辺倒だったけど、ハドソンさんのお陰で明るさ、楽しさが出て来たわ
もくじ
とてもチャーミングなハドソンさん
作品に明るさを添える
円城寺
このエピソードから、ホームズの下宿先の女主人(大家さんですね)としてハドソンさんが登場するのですが大変チャームングな女性です。ちょっとダーク過ぎるきらいがあった作品に明るさをそえてくれますね
風雅
夫人ではなく、ミスと呼ばれてましたね
ドロシー
ホームズとの家賃滞納を巡るやり取りはベタだけど、それだけに期待は裏切らないわね。その後、ホームズの同居人(家賃を折半してくれる人)の審査で大爆笑。声が全員ワトソン博士の声色で、面白かった
円城寺
ワトソンから、ホームズと「家族みたい」と言われて、少し嬉しそうに顔を赤らめたりして、可愛いですよね
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ホームズの推理
ワトソンの経歴を見抜く
円城寺
それでは、このエピソードの見どころの一つ、ホームズの推理シーンですが、まずはワトソンの経歴を見抜いたシーンですね
風雅
ワトソンの行動から医者と見抜き、持っていた時計で退役軍人、日焼けの具合からアフガン帰りと判断したんですね
ドロシー
あとは右手の爪にインクが詰まっている事から、書き物をしている所まで見抜いたわね。こういう推理って「コロンブスの卵」と一緒で、「言われてみれば」という感じで、さり気ないんだけど、分かる人には解るシーンよね
ダイイング・メッセージのトリック
円城寺
ついでダイイング・メッセージのトリックを解明したところですね
ドロシー
血染めの文字だけど、文字の太さや被害者が検死の結果即死に近い状態と判明した事から、被害者でなく、加害者が書いたって真実に辿り着いた。そもそも即死の人がダイイング・メッセージを書けるとは普通思わない者ね
風雅
それだけじゃなく、実行犯の体格まで解ってしまいましたね
ドレッパー伯爵事件には黒幕がいる!
円城寺
そして、ドレッパー伯爵事件には、用意周到な準備作業と、拙い実行のギャップから実行犯の他に黒幕がいると見抜きます
用意周到な準備作業
住み込みメイドAはニセの呼び出し手紙で別の場所に呼び出す
住み込みメイドBは「父親」が危篤と言うニセの知らせで実家に呼び戻す
執事は酒に睡眠薬を混ぜて深い睡眠状態にする
料理番のおばあさんは元々耳が遠く、自室にいると銃声には気づかない
円城寺
お膳立ては、完璧なのに、実行は急所を外しまくって、まるでシロウト。そこから、実行犯とは別にお膳立てをした黒幕がいる事を見抜きます
まるで地獄の傀儡師
ドロシー
本家「シャーロックホームズ」のモリアーティ教授がそんな感じだから、合わせたのね。でも、あの時のアニメはまるで某少年マンガに出てくる「地獄の傀儡師」みたいだったわ
風雅
シリーズもので、犯罪者側をレギュラーにする場合の、一つのパターンなのかもしれないですね
種明かしのラストシーン
現場で見つけたものは何か?
円城寺
ワトソンが検死をしている間、ホームズが現場で何か金属のアクセサリーっぽいものを見つけて確保しました
ドロシー
あれが犯人に辿り着くカギね
黒幕はやっぱりモリアーティ!?
円城寺
そしてラストシーンで主人公のウィリアム・ジェームズ・モリアーティが出てきて彼が黒幕であることが示唆されて、そして実行犯ぽい男が登場します。
ドロシー
第二章で、囚われのシャーロック・ホームズがどうやってその真実に辿り着くか楽しみね