オペレーター
テレビアニメ「憂国のモリアーティ」の第23話「最後の事件 第一幕」のレビュー&考察です。
もくじ
最後の事件 第一幕
ストーリーライン
ひとみん
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あらすじ ネタバレ →
- STEP01モリアーティプランの結末モリアーティプランの仕上げとして「最後の事件」の幕が開く。ウィリアム・ジェームズ・モリアーティはリストアップした悪魔=悪徳貴族を次々に殺害する。そして自ら名乗りを上げた上で、犯行声明を出す。アルバート・ジェームズ・モリアーティはモリアーティ家の当主として、批判の矢面に立つ。一方、ミルヴァートンの遺体が見つからず、犯行現場の屋敷が燃えて残っていない状況で、シャーロック・ホームズは、起訴されず、釈放される
- STEP02女王との謁見ウィリアム・ジェームズ・モリアーティによる犯行声明は、遂に女王も看過できなくなっていた。女王は、マイクロフト・ホームズを通じて、シャーロックホームズとジョン・H・ワトソンを召喚する。
- STEP03友情モリアーティ陣営のうち、ルイスとフレッドはウィリアムが犠牲になる計画に納得はしていなかった。彼らは、シャーロック・ホームズに救いを求める
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最終エピソード
オペレーター
ヴィクトリア朝の美しい作画のこの作品も遂に最終エピソードになりました。元ネタ原典は、こちらと思われます
円城寺
モリアーティとシャーロック・ホームズの決着、という部分以外では、あまり原典との類似性はないようですね
ウィリアムの意図したもの
共通の敵となる
オペレーター
それでは、モリアーティプランでウィリアムの意図した事を整理してみましょう
<モリアーティプランの目的>
犯罪卿が、貴族と平民、両者の共通の敵となる事で、両者が協力できる平等な社会を創出する
ドロシー
この目的を達成するためには、原典のような誰も見ていないところで決着してはダメよね。衆人環視の中で、劇場型で幕を下ろす必要があるわ
プラン変更?
ひとみん
アルバートが言っていた、当初のプランからの変更って何だろう?
ドロシー
多分、ウィリアムが自分が犯罪卿であると名乗り出る事じゃないかな
円城寺
アルバートを矢面に立たせる事になる、って言ってたからそうでしょうね
ひとみん
どうして変更したの?
風雅
現時点では理由は、はっきりしませんね
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シャーロックの思考
身勝手な自己犠牲はダメ
オペレーター
ミルヴァートン殺害で自首したシャーロック・ホームズですが、証拠不十分で釈放されます
円城寺
その後のワトソンとのやり取りは、「周囲の想いを無視した自己犠牲はダメ」ということを印象付ける感じでしたね
英国政府に要求したものとは?
オペレーター
シャーロック・ホームズは、女王との謁見のあと、マイクロフトから、「大きく出たなシャーリー」と声をかけられます
円城寺
犯罪卿ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ逮捕に協力する代わりに、何かを要求したのでしょう。そして、それはウィリアムの目的、平等社会実現の為のアシストになるような内容でしょうね
如何にしてウィリアムを救うか
オペレーター
ルイスやフレッドからもウィリアム救済を依頼されたシャーロック。劇場型犯罪で衆人環視の中の幕引きを狙うウィリアムを如何にして救うでしょうか
円城寺
美しい作画に彩られた、社会派ヒューマンサスペンスもいよいよ終幕ですね