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【大河ドラマを10倍楽しむ】「晴天を衝け」第2話 解説レビュー 一橋慶喜が退屈な理由

オペレーター
オペレーター
大河ドラマ「晴天を衝け」を10倍楽しむ為の解説レビューです。第2話では子役から大人の俳優へのバトンタッチがありました。最近の大河ドラマは女性脚本家の場合、子供時代(子役)から始まる作品が多くなっています。

学ぶ栄一と、地盤を固める慶喜

少年から青年へ

【あらすじ】

父・市郎右衛門について家業を学ぶ栄一。栄一にとって幸運だったのは、家業が藍の製造販売から農産物の生産まで幅広く、多くの事を学べる事であった。また、漢籍に続いて、従兄・新五郎などから論語を始め四書五経や日本外史、剣術などを学び成長していく。

一方、一橋家の養子に入った慶喜は、江戸城内で暮らす、御三卿の生活に退屈していた。しかし、将軍家との交際では如才なく対応して、将軍・家慶からかわいがられ、将軍の後継候補と噂されていた。隠居謹慎中の実父斉昭は、慶喜に期待する。

そんな中、老中阿部正弘の元に、長崎奉行から黒船来航の報が届く。

慶喜はなぜ退屈だったのか

ひとみん
ひとみん
慶喜が退屈そうにしてたけど、一橋家の屋敷は江戸城内にあったんだね
ドロシー
ドロシー
前回もちらっと説明したけど、御三卿は領地は幕府が経営、屋敷地や家臣も幕府が用意するので、領地経営も、家の事や家臣団の編成などもやることがない。家屋敷も江戸城内にあって、幕府での地位は大老・老中より上で、移動や宮使いの気苦労も最低限だったのよ

【御三家】
領民や家臣の為の政治を行う必要があった。

【御三卿】
領地経営など武家の仕事は幕府が行っていた。

円城寺
円城寺
有能な慶喜にとって、「やることが無い」って辛い事なんですね

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徳川斉昭の謹慎はなぜ江戸なのか

ひとみん
ひとみん
徳川斉昭の謹慎シーンが出てたけど、場所がなぜ江戸なのかな?
円城寺
円城寺
よくわからないですけど、水戸徳川家は定府だからじゃないですか
ひとみん
ひとみん
定府?
ドロシー
ドロシー
江戸に常住という事よ。参勤交代とかも無いの。ずっと将軍の傍にいるから「天下の副将軍」なんていうあだ名もついたわ
風雅
風雅
因みに栄一の血洗島を領地とする岡部藩も江戸定府ですね

【天下の副将軍の実態】

水戸徳川家は江戸定府(江戸の水戸藩邸に常住。帰藩する時は、幕府の許可をとって帰藩する)だった

慶喜はなぜ将軍家慶から可愛がられたのか

オペレーター
オペレーター
諸説あります。例えば、慶喜が家慶の正室の甥にあたるから、という説もあります

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女性脚本家は子供時代から始まる?

女性脚本家が多い大河ドラマ

オペレーター
オペレーター
ここからは余談になります。この第2話で子役から大人の俳優にバトンタッチされました。ここ最近の大河ドラマは女性脚本家の場合、子供時代(子役)から始まることが多かったです

【最近10年 女性脚本家の大河ドラマ作品】

西郷どん』(中園 ミホ

おんな城主 直虎』(森下 佳子

花燃ゆ』(大島里美 / 宮村優子 / 金子ありさ / 小松江里子)

八重の桜』(山本むつみ/ 吉澤智子/ 三浦有為子)

平清盛』(藤本有紀)

江〜姫たちの戦国〜』(田渕久美子)

全作品、子供時代(子役)から開始されています。

ドロシー
ドロシー
この作品も大島里美 だし、こうやって見ると女性脚本家の作品が多いわね
風雅
風雅
過半数ですか。女性視聴者を意識しているのでしょうね

大人の俳優から開始は「麒麟がくる」「真田丸」

オペレーター
オペレーター
最近の大河で大人の俳優から開始する作品は、「真田丸」「麒麟がくる」になります。「麒麟がくる」では回想シーンで子役による子供時代のシーンががありました
円城寺
円城寺
回想シーンで子供時代があるというのは、また別口のような気がしますね。子供時代から始めるのは、何か意図があるのでしょうか
風雅
風雅
1年間ずっと同じ役者さんが主役だと難しいので、お父さん世代が主役のエピソードを持ってきているんですかね。独眼竜正宗の場合は、「梵天丸もかくありたい」というセリフが有名になりました
ドロシー
ドロシー
独眼竜正宗は、この作品と同様、北大路欣也が出演してたわね。主人公の人間形成に重要な要素が子供時代にあったとか、大切な人との絆を描くのに必要とかなんでしょうね。でも個人的にはみんなで合唱するシーンはやめて欲しいわ。なんかアイスクリーム屋さんみたい

 

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