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平家物語

【考察】アニメ「平家物語」9話 「平家流るる」ネタバレ感想レビュー 

オペレーター
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テレビアニメ「平家物語」第9話「平家流るる」の考察です。絵コンテ&演出が呪術廻戦の2話・9話と同じ竹下良平です。

呪術廻戦制作時の人脈が活かされたのか、呪術廻戦2話・9話・17話などの総作画監督小磯沙矢香も原画で参加している。京アニ的な魅力とMAPPA的な魅力がミックスされたエピソードとなってます。

円城寺
円城寺
ストーリーは、平家の流浪から木曾義仲の破滅、一の谷の戦いまでです。原作の巻の八~巻の九とかなりの分量が、この9話で消化されました。歴史的な背景や省略されている出来事などを補足しながらレビューします

平家流るる

静御前

オペレーター
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8話ラストシーンで、びわを助けた少女は静御前でした

静御前cvは水瀬いのり

ドロシー
ドロシー
最終回近辺では、この辺りの悲劇も描写されるのかな?

びわは、静御前達から、母らしき人が丹後(京都府の日本海側)にいると聴き、同行して逢いに行くことにする

川で水浴びをする静たちの描写

その様子を見て、びわはかつての維盛たち3兄弟を思い出す

びわの回想シーン

 

裾を絞ったりする繊細な描写で、瑞々しさが見事に表現される

ドロシー
ドロシー
人肌の柔らかさや、ナチュラルで爽やかな色気のある仕草とかの表現は、流石に卓越してるわね
風雅
風雅
京アニ作品を幾つか思い出してしまいました

女性の所作を繊細に表現する

後鳥羽

オペレーター
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都落ちした平家一門は、九州の大宰府に逃れます

大宰府の有る筑前国には、平家方の原田種直・山鹿秀遠がいた。

  • STEP01
    7月25日 都落ち
    平家は都を落ち果て
  • STEP02
    8月17日 大宰府到着
    筑前の国の三笠郡の大宰府に到着
  • STEP03
    8月20日 後鳥羽天皇践祚
    8月20日院宣を受ける形で践祚

後鳥羽天皇は、三種の神器がないまま天皇位につく。日本に天皇が二人いる事態となる

円城寺
円城寺
しかし、徳子は「天皇は安徳だけ」と強気を貫きます

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大宰府落ち

オペレーター
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1182年に一旦平貞能の鎮西平定で鎮圧された九州の反平家勢力が、平家の都落ちを機に活発化します。豊後(大分県)の緒方維義を中心に兵力を集めて威嚇してきたため、平家は大宰府からも落ちていきます

緒方維義が元々重盛の家人で有った事から、清経が大ショックを受けて、精神的に不安定になる

(清経)かつては父上に仕えておられた方まで、我ら平家を討つと?

(資盛)それが世の中という物だろう。強い方につかねば自分が痛い目をみる

(清経)だとすれば、誠実性や実直性や恩義という物は意味をなさぬではありませんか

(資盛)我ら平家のそれがあったと?

円城寺
円城寺
大宰府落ちの描写、泥道を草履で歩く、大変惨めな描写でしたが、徳子のポジティブさが印象的でした

暗くなりがちな女御たちをポジティブにする”笑顔”

心配げな安徳天皇を元気づける”笑顔”

ドロシー
ドロシー
徳子の”笑顔”は解釈が様々よね。『母としてのしなやかな強さ』とも取れるし、『空元気』とも取れるし、『何かに憑りつかれてる』とも取れるし

母としての強さか、または何かに憑りつかれているのか

網にかかった魚

オペレーター
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大宰府落ちでは、特に清経の落ち込み具合は酷く、敦盛が励ましても逆効果でした

(清経)歩く?いつまで歩けば?どこまで?誰もが源氏につき、裏切り、我らは網にかかった魚も同然・・・

円城寺
円城寺
この「網にかかった魚」という表現は原作にも出てきますね
オペレーター
オペレーター
流浪の中、平家一門の先行きをはかなんだ清経が入水をします

身投げをする清経の前を一羽の鳥が横切る

清経は何に手を伸ばしたのか

右目で清経の最期を観たびわは、丹後の海で走り出して絶叫する

円城寺
円城寺
この少し前に、びわは、厳島神社で維盛・資盛・清経の3人が穏やかに過ごす様子を思い出していただけにいたたまれないですね

清経の笛をすくい上げる敦盛

清経と雄々しく潔く一緒に戦おうと誓った敦盛。清経の笛をすくい上げるが、この笛と誓いが呪いとなって敦盛を悲劇へと導く

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この後、平家は知盛の知行国長門から援助を受けて、立て直し、屋島(香川県高松市)に本拠を置き、京奪還を狙う。

びわの母

母親との対面で緊張するびわ。それを面白がる静、月、あかり。

円城寺
円城寺
今まで「視えていても何も出来ぬ」と嘆いていたびわですが、ずっと祈っていたという母との対面を通じて、自分にもできる事を見つけました

それは、祈りを込めて琵琶を弾く事

(びわ)びわも祈っておる。おっ母がここで静かに暮らせること。どうか、どうか、お達者で

木曾義仲の破滅

義仲破滅への道のり

オペレーター
オペレーター
後半、木曾義仲の破滅が駆け足で語られましたので、補足しながらレビューします
  • STEP01
    1183年5月11日倶利伽羅峠の戦い
    倶利伽羅峠にて平家軍10万の大軍を破る。
  • STEP02
    1183年7月28日入京
    源行家と序列を争う。
  • STEP03
    1183年8月皇位継承問題に介入
    次期天皇に北陸宮推挙。皇族・貴族から不興を買う
  • STEP04
    1183年10月1日水島の戦い
    平氏追討に向った義仲軍が備前水島(岡山県倉敷市玉島)にて平家軍に大敗
  • STEP05
    1183年10月14日寿永二年十月宣旨
    後白河法皇と源頼朝が連携。反義仲勢力が蠢動。後白河法皇による圧迫が明白になる。木曾義仲平安京に取って返す
  • STEP06
    1183年11月19日法住寺合戦
    木曾義仲、軍事クーデターにより、反義仲勢力を一掃。後白河法皇・後鳥羽天皇を幽閉して政権を掌握する。
  • STEP07
    1184年1月宇治川の戦い
    鎌倉の追討軍を迎え撃ち討死。

皇位継承問題

ひとみん
ひとみん
安徳天皇がいるのに、どうして新たな天皇が必要だったの?
ドロシー
ドロシー
天皇がいないと政務が停滞するからよ。治天(後白河法皇)は実権は握っているけど、儀式とかの実行者に天皇が必要なのよね

実際には、後白河法皇は平家の血を引く安徳天皇の系統は廃したかったと推察できる。その上で、自分にとって都合の良い幼帝を立てて、人事などを好きにやりたかった。(実際に院殿上除目で院近臣を次々にポストにつける)

<皇位継承者候補>

  • 三之宮(惟明親王)
  • 四之宮(尊成親王)
  • 北陸宮

三之宮と四之宮は高倉上皇の皇子。北陸宮は以仁王の王子。

木曾義仲は北陸宮を推挙した。天皇の皇子が二人もいるのに、以仁王の王子が継承者になる事は伝統を重んじる朝廷では常識外れであった。また、皇位継承者問題に武士が口を出したことも後白河法皇より嫌われる一因となった。

木曾義仲は、皇位継承者問題に口を出して、後白河法皇との関係が悪化する

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水島の戦い

オペレーター
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屋島に陣取る平家を追討するために出陣した義仲軍が備中国水島で平家軍と戦いますが、大敗をします

平家物語でも本作中でも平家軍の総大将は知盛となっているが、史実的には重衡が総大将。

平家軍は、船と船の間に板を渡すことにより、軍船同士をつなぎ合わせて安定した戦いをした

ドロシー
ドロシー
海上の戦いだと平家に一日の長がある、ってことよね
オペレーター
オペレーター
もう一つの平家の勝因としては、金環食が起こることを予測して、準備していたという説もあります。

金環食と船を繋ぐ板

円城寺
円城寺
金環食も船と船の間に板を渡すこともちゃんと絵で表現されていますね。さすがです

水島の戦いの敗戦により、木曽義仲を見限る動きが武士の間からも出てくる

ドロシー
ドロシー
戦に強いというのがアピールポイントだったのに負けっちゃったからね。落ち目になると逆らう奴もどんどん出てくる

寿永二年十月宣旨

オペレーター
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木曾義仲にとって、状況が悪化していく中、さらに追い詰める事になったのが寿永二年十月宣旨です

皇位継承者問題に口を出すだけでなく、京の治安維持にも役立たない木曽義仲を見限った後白河法皇が源頼朝に助力を求めた。源頼朝は、見返りとして、①北陸・東海道・東山道の行政権承認②源頼朝の罪人の身分を解く、を要求します。

後白河法皇は、この要求のうち、北陸の行政権以外の要求を受け入れて、両者に妥協が成立します。

ひとみん
ひとみん
北陸を除外した理由は?
オペレーター
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北陸は木曾義仲の根城であり、そこまで源頼朝に与えると、追い詰められた木曾義仲が何をするか分からなかったためだろうと考えられます
後白河法皇のメリット

平家や木曾義仲に代わる新たな武力の後ろ盾を得る。それにより京の治安維持や税収の確保をする

皇族・貴族は、武士を見下しているが、治安の維持や強訴対策など武士の力は必要不可欠となっていた

源頼朝のメリット

木曾義仲に先を越されていたが、自分が武家の棟梁であるという事を印象付ける事に成功。東国の支配権も手に入れるとともに、罪人の身分からも脱して、公的な場での発言権も確保する

木曾義仲の朝廷における存在価値は暴落して、朝廷にとっても、武士にとっても不要な存在となる

円城寺
円城寺
寿永二年十月宣旨は、後白河法皇と源頼朝にはwin-winで、闘わずして木曾義仲は追い詰められた訳ですね

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法住寺合戦

オペレーター
オペレーター
そうした中、発生したのが法住寺合戦です。源頼朝の後ろ盾や、畿内の源氏の支持などで、木曾義仲に対して圧倒的に優位に立った後白河法皇は、美濃源氏(土岐光長・光経)や摂津源氏(多田行綱)延暦寺の僧兵などを法住寺に備えて木曾義仲を挑発します

(後白河法皇の挑発)いますぐ、平家討伐に西国に向え。京に留まるなら謀反と認定する。頼朝軍と戦いたければ私戦として勝手に戦え。

ドロシー
ドロシー
後白河法皇の狙いは、木曾義仲と平家を嚙合わせて、その隙に頼朝軍を京に入れる事ね。木曾義仲は、西国に向かうと、頼朝軍が京に入って、自分の居場所がなくなってしまう訳ね

『窮鼠猫を嚙む』木曾義仲は、後白河法皇の挑発に乗り法住寺を攻める

円城寺
円城寺
戦えば圧倒的に強い木曾義仲。この戦いも寡兵で後白河法皇の大軍を破ります
ドロシー
ドロシー
木曾義仲にとっては、この期に及んでは、これ以外手は無かった感じね。それ以前に何とかしないとダメだったけど

後白河法皇・後鳥羽天皇を掌中に収めた木曾義仲。しかし、人望を一層失い、兵たちは義仲のもとを去り、入京時に数万の大軍だったのが、僅か千騎になっていた。しかも、頼朝の大軍(範頼・義経)が京に迫っていた

宇治川の戦い

オペレーター
オペレーター
原作の平家物語では、情感たっぷりに語られる宇治川の戦いですが、作中ではあっさりと一言で片付けられました

登場した義経cv梶裕貴

義仲討死

円城寺
円城寺
平家側にフォーカスしている作品なので、あっさり流したんですかね。詳しく知りたい方は、是非原作にあたって下さい。外交戦で追い詰められた木曾義仲ですが、宇治川の戦いの意義は?
風雅
風雅
義仲は、平家との同盟を模索しますが、断られます。平家も筋を通したのか、後白河法皇に期待したのか、どちらかわかりませんが、判断を誤ったと思います。一方、木曾義仲の側も、京で迎え撃つよりも、後白河法皇と後鳥羽天皇を連れて、本拠である北陸に逃げる方が、まだ可能性はあったと思います
ドロシー
ドロシー
北陸に逃げると、東の源頼朝、北の木曾義仲、西国の平家と三国志みたいな状況を創れたわけね

三すくみの状況を作れれば、頼朝軍は下手に動けなくなる

風雅
風雅
それでも状況的には、木曾義仲が一番厳しいでしょうけど、法皇と天皇を上手く活用して、奥州藤原氏と結べれば生き残れる可能性はあったような気もしますけどね
ひとみん
ひとみん
どうして北陸に逃げなかったの?
オペレーター
オペレーター
頼朝軍が少数だという情報で、躊躇したようです

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、この情報は源義経が流したウソ情報と言う事になっています

円城寺
円城寺
ここでも権謀術数の策略にやられたんですね

伊子(建礼門院右京大夫)

円城寺
円城寺
久しぶりに伊子(建礼門院右京大夫)が登場しました

伊子(建礼門院右京大夫)©「平家物語」製作委員会

作中では詳しく描かれませんでしたが、ここでの登場が10話のあるシーンに繋がります。平資盛と伊子(建礼門院右京大夫)の物語はこちらに纏めます

資盛と伊子
アニメ「平家物語」平資盛と伊子(建礼門院右京大夫)雅と哀恋の記憶アニメ「平家物語」は原作の平家物語を知っている方が、より深く楽しめますが、平資盛と伊子(建礼門院右京大夫)については、「建礼門院右京大夫集」の知識も有った方が楽しめると思いますのでこの記事で補足していきます(放送に合わせて追記していくスタイルをとります)...

 

一ノ谷の戦い

一ノ谷の戦いのアウトライン

オペレーター
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源氏同士の戦いに決着が着き、頼朝軍の矛先は平家に向います

源氏同士が相争っているうちに、平家は瀬戸内海を掌握、数万の軍勢を率いて、福原(神戸)まで進出する

ひとみん
ひとみん
すごい!流浪の民みたいだったのに、数か月でここまで立て直すなんて!

<軍勢配置図>

(出典:wikipedia「一ノ谷の戦い」

オペレーター
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本作の『一ノ谷の戦い』冒頭であった源義経vs平資盛の合戦は三草山の戦いです

三草山の戦いは不意をついた夜襲で源氏の圧勝

ひとみん
ひとみん
なんか平家って夜襲とか奇襲でやられることが多いね

総力戦の軍勢描写

オペレーター
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平家にとっては存亡を賭けた総力戦で戦線は一時膠着します

戦いは、

生田口(平知盛・重衡vs源範頼):東側。双方の主力同士

夢野口(平通盛・教経vs安田義定):北側

塩屋口(平忠度vs土肥実平):西側

の三か所で行われました。南側は海。宗盛は船上で待機。

円城寺
円城寺
軍勢の撮影は遠くから近くにカメラを動かしながら、一大スペクタクルという感じですね

軍勢を森林の上方より撮影しつつカメラを近づけながら

騎馬武者の中を縫うように通り抜ける

ドロシー
ドロシー
一人一人の兵士が動いているもんね。迫力があってスペクタクル感が半端ないわ
オペレーター
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そして『一ノ谷の戦い』というと雨のような矢です
円城寺
円城寺
こちらも凄まじい迫力です

平家敗走

オペレーター
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正面からの戦いでは一歩も引かない、平家でしたが、ここで義経の逆落としがあり、背後が脅かされる事態になります
円城寺
円城寺
背後が危ないとなると、徐々に兵が浮足立って、敗走を始めてしまうんですね

敦盛の最期

オペレーター
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ここで有名な敦盛の最期が描写されました

敦盛は、清経の笛を取りに戻り、逃げ遅れる

敗走する敦盛上を飛ぶ鳥は清経の時の?

源氏側の熊谷直実に呼び止められた敦盛は戦いに応じます

武運拙く組み伏せられる敦盛。しかし、熊谷直実は、敦盛があまりに若く首をとるのを躊躇する

(敦盛)さっさと首をとれ!

(敦盛)誓ったのだ!誓ったのだ!私は武士として立派に・・・

敦盛にとっては誓いが呪いとなった

沈みゆく敦盛と横切る二羽の鳥

人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきかー『敦盛』より

びわの顔から涙が飛び散る

 

(びわ)そなたらの事、必ずや語り継ごうぞ

ドロシー
ドロシー
BGMの笛の音が侘しさを増すわねえ

実は義経のだまし討ちだった!?

オペレーター
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一の谷の戦いについては、義経の卑怯なだまし討ちだったという説があります

後白河法皇の名前で、停戦調停をして、戦闘準備をしていない平家を源氏が奇襲したという説。

「鎌倉殿の13人」ではこの説が採用されます。

ひとみん
ひとみん
これは本当なの?
風雅
風雅
まあ、本当の可能性が高いでしょうね。普通に考えれば平家が負けるはずの無い戦ですし、当時の平家の陣形をみても停戦時の陣形ですよ。普通では勝てない筈の戦いに勝ったので、「鵯越(ひよどりごえ)」は、それを取り繕う為の後付けの演出でしょう

「鎌倉殿の13人」では源義経は平気で嘘をついたり、だまし討ちを平然と行うなど、罪悪感に乏しく、良心が欠如しているサイコパス系の特徴を持つ人物として描かれる

鎌倉殿の13人タイトル
ネタバレ解説【鎌倉殿の13人】考察 三谷幸喜が描く源義経NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第9話、「決戦前夜」の黄瀬川の対面、源義経と源頼朝のドラマでの描かれたについての記事です。三谷幸喜の描く義経像は、今までの悲劇の貴公子や判官びいきとは一線を画した義経象が楽しめそうです。...
ドロシー
ドロシー
判官びいきによる今までの描かれ方とかなり違うけど、客観的に史料をみると、そっちの方が近いのかなあって気がするわ

9話のまとめ

円城寺
円城寺
神回、エース回というのでしょうか。ただただ感激・感動でした
ドロシー
ドロシー
内容的にも清経の最期、敦盛の最期。びわと母の対面と盛りだくさんだったけど、それぞれのコンテや撮影、演出等も見応えがあったわね
オペレーター
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