【24話のトピックス】
- 源範頼は一旦、幽閉・謹慎に
- 比企能員は逃げの一手で責任逃れ
- 岡崎義実は出家
- 大姫は一条家との縁談を断るが巴御前に諭され前向きに
- 丹後局の意地悪が炸裂
- 大姫が二十歳の短い人生を終える
- 源範頼が大姫呪詛の疑いで善児の手にかかる
- 村娘トウの登場
源範頼の命運
範頼の行動原理
「修禅寺」は禅宗の普及以前は「修善寺」と呼ばれた
- 比企能員から頼朝と万寿が亡くなったと間違った情報を伝えられた
- 比企能員から早く次の鎌倉殿を決めないと鎌倉が滅びると急かされた
擁護派と厳罰派
当初、源頼朝、北条義時、大江広元、安達景盛の4人で協議されました。この中では源頼朝と大江広元が範頼に厳しい態度で、北条義時と安達景盛は擁護派でした。
因みに安達景盛は範頼の舅(妻の父)
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北条政子の陰謀?
「北条政子悪女論」は採用しない「鎌倉殿の13人」
善児の弟子誕生!
大姫が亡くなった事に疑心暗鬼になった頼朝。一旦は助命された範頼だが、差し向けられた善児の手にかかり謀殺される。
\第七次出演者発表/#トウ
善児に育てられた孤児(みなしご)。狙うのは、何か#鎌倉殿の13人 #山本千尋 pic.twitter.com/LXP52y6mIq— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) June 9, 2022
ヨルムンガンドのチナツのような登場の仕方ですね。
殺戮の現場で善児に拾われたトウ。彼女が狙うものはー。
範頼と義経の違い
源範頼の子孫は吉見氏として命脈を繋ぐ
大仏と頼朝
陳和卿
でも、落慶供養に参列は表向きで、実際は大姫の入内工作がメインの目的と考えられる。もちろん、頼朝が大仏や東大寺の再建に貢献した事を世の中にアピールして、民心の掌握や鎌倉の力を見せつける効果も狙っていた
大仏を鋳造した陳和卿に面会を求めるが断られる。
この時点では、伝統的な旧勢力(仏教側)からすると、新興勢力(武士)の功績は認めたくない
でも、この後、源実朝の時代に思いっきり媚びを売ります
大姫の入内と最期
巴御前
これは『源平盛衰記』という軍記物語にある内容です。もっとも巴御前の存在自体、『平家物語』にちょっこと登場する以外は、『源平盛衰記』にのみ登場します。『源平盛衰記』では、勇将と言われる和田義盛の三男、朝比奈義秀(=史実では母不詳)を生んだことになっていますが、ドラマではどう描かれるのでしょうか。
和田合戦に朝比奈義秀は登場するのか?果たして巴御前の息子という設定か?
九条兼実失脚の予兆
源頼朝は二度目の上洛をするが、一度目と異なり、全てが不調に終わる
- 丹後局が大姫の入内に冷淡
- 頼朝も東大寺の再建供養で冷淡な扱いを受ける
九条兼実も土御門通親も娘を入内させて天皇の外戚になろうと目論む
頼朝は、土御門通親の計略で、九条兼実と距離を取り、丹後局に接近する方向に転換する
丹後局の冷淡さ
丹後局は、九条兼実と同様に娘(養女)を入内させている土御門通親と接近していた。
土御門通親が丹後局の娘、皇女である宣陽門院の執事別当であり、丹後局と土御門通親は協調して多くの荘園を得ようと画策していた。それを邪魔していたのは九条兼実。九条兼実排除で両者の利害が一致していた為。
藤原摂関政治を代表する:九条兼実
院側近政治を代表する:土御門通親
九条兼実は院政以前の古いしきたりや身分を重視する。それに不満を募らせる院政時代の新興勢力や下級貴族を土御門通親がとりまとめて対立する
元々源平の争いは、院政についた平家と、摂関家の番犬であった源氏の争いで、源頼朝は、摂関家に近かった。しかし、九条兼実とは大姫の入内工作で利害がぶつかった事もあり、院側近であった土御門通親や丹後局に近づいたと考えられる
\第七次出演者発表/#土御門通親(つちみかど・みちちか)
後鳥羽上皇のため策をめぐらす#鎌倉殿の13人 #関智一 pic.twitter.com/8ATlN46RiM— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) June 8, 2022
『のだめカンタービレ』の千秋真一役、『Fate/stay night』のギルガメッシュ役、『ドラえもん』の骨川スネ夫役、『PSYCHO-PASS サイコパス』の狡噛慎也役など
建久七年の政変
九条兼実の娘が産んだのが、皇女(昇子内親王)。
土御門通親の養女が産んだのが皇子(為仁、のちの土御門天皇)
1196年11月、九条兼実の娘中宮・任子は内裏から退去させられて、兼実は関白を罷免される
頼朝の失策なのか?
九条兼実は摂関家の嫡流であった
↓
元々源氏は摂関家の”番犬”であり、頼朝は九条兼実と協力する事で朝廷への工作を成功させてきた
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頼朝は大姫の入内工作を優先する目的で九条兼実への支援をやめて、土御門通親や丹後局に近づいた
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「建久七年の政変」において、九条兼実が失脚。頼朝は朝廷内部での貴重な橋頭堡を失う
娘を天皇の后にして、次期天皇の外祖父となり権力を握るというのは清盛と同じ手法(元々は藤原氏の手法)。そうした歴史を逆回転させようとした頼朝への強力なしっぺ返しか
鎌倉政権暗闘の予兆
三浦義村:平六の葛藤
大姫の入内が成功して、北条と三浦の力関係が開く一方なのは面白くない
複雑な心境の平六(三浦義村)は、外に出て気を紛らわせる。そこに、恐れを抱いて飛び出した大姫が現れて・・・・
大姫は権力に翻弄された二十歳の儚い生涯を閉じました
「鎌倉バトルロイヤル」出る杭は打たれる
うなされる頼朝

